2019-5-21 火

葉山ハートセンターの公開医学講座&和歌DJうっちー

今日は朝から大雨・波浪警報!そんななか ゲストさんお越しいただきありがとうございます。

まずは 葉山町提供『わっしょい!葉山」 

葉山ハートセンターの「公開医学講座」について葉山ハートセンター病診連携室の榎本岳大さんにお話いただきました。

                

かつて「ハートセンターは心臓の病院で敷居の高い病院」という認識が地域住民の方々に非常に根強くありましたが 内科外来や救急外来を始めたこと、地域に密着した病院であるということを、地域の方々に知って頂くために、公開医学講座を通してお話ししています。

医学講座の講演者は、医師だけでなく看護師や栄養士・薬剤師・検査技師など幅広い職種の職員がおこなっております。それぞれの専門分野での講演が主ですが、季節やその時のトピックに応じた演題もおこなっております。例えば、インフルエンザが流行している時には、状況や症状・対策等の講演をおこなったりします。また、講演終了後にご記載頂いているアンケートから案を取り入れたりもしています。

医学講座という響きは堅苦しい感じはありますが、スクリーンに画像を映し、講師によってはスライドの資料をお渡しして、わかりやすい説明を心がけています。わからない事があれば途中での質問も大丈夫です。 また、栄養士が定期的におこなっている減塩食の医学講座では、実際に試食をして頂くという講座もあります。

今後のスケジュールは  あさって、23日15:30から、減塩食の医学講座が、藤沢商工会館ミナパークで。また、来月15日土曜日に葉山ハートセンター1階ホールで10時から「放置すると怖い動脈硬化」の講座を心臓血管外科部長の飯田医師で、22日には14時から横浜市磯子公会堂で「あぶない不整脈」という演題で不整脈センター長の佐竹医師による講演がおこなわれます。  そのほかの予定はHPをご覧ください。

今年の夏には、音楽会と医学講座のコラボレーションも企画されているそうですよ。

参加には 事前予約などはいりません。当日会場にお越し頂ければ大丈夫です。もちろん料金はかかりません。 また、依頼講演も随時無料でお受けしています。ハートセンターにお電話でお問い合わせ下さい。 自治会での勉強会・趣味・サークルでの集まりなどでも、依頼があればおこないます。是非ご相談下さい。046-875-1717

 

つづいて「わいわい和歌ワンダーランド」3回シリーズの最終回です。

和歌DJうっちーこと内田たかひろさんをお迎えしました。

                  

今日は「ホトトギス」がテーマ。鳴き声もお聴きいただきました。

古今和歌集の「夏」の歌は全部で34首あるのですが、そのうちなんと28首がホトトギスが詠まれているそうです!初夏の俳句として有名な山口素堂の 「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」 でもホトトギスが登場していますが、古今和歌集ではなぜこんなにも偏っているのでしょう?

「ほととぎす 人まつ山に  鳴くなれば  我うちつけに 恋まさりけり」(紀貫之) ホトトギスが松山で鳴くと、愛する人を待つ私はあっという間に恋しくなってしまう、というもの。つまりこれはホトトギスが詠まれた叙景歌であるとともに、恋の抒情歌でもあるのですが、なぜこのように詠まれるかというと、ホトトギスの声を聴くと「愛しい人が思い起こされる」という言葉の設定があるからです。

こういうのを「歌語」といって、和歌はこのような言葉に秘めた裏の意味や設定を知ってはじめて十分鑑賞することができます。

例えば、 「五月待つ 花橘の 香をかげば 昔の人の 袖の香ぞする」(在原業平) この歌では「花橘」が同じような役割を果たしています。 これは和歌を難しくしているともいえるかもしれませんが、それ以上に面白くしていると思います、と内田さんは解説してくださいました。

内田さんは 小笠原学園で「万葉集の和歌と筆あそび」という講座を担当。第3火曜日の13時~14時半まで。

詳しくは小笠原学園HPコチラ