2019-12-16 月

SHONAN BEACH FM MAGAZINE Vol.56

今年も東京ビックサイトに於いて10月25日(金)〜27日(日)の3日間、第46回東京モーターショーが開催されました。

 今年はOPEN FUTUREと題し、クルマ業界の垣根を超えて世界8カ国、総勢187の企業・団体が参加し

「未来の暮らし」をオールインダストリーで新しいモビリティ社会の有り方を模索するショーとなりました。

 

 会場は青海エリアとビックサイトの有明エリアの二箇所ですが、ビッグサイト西展示場に向かうとエントランス左手には二輪車ズラリと、

右手中央には三菱自動車のブースが見えてくる。

そのブースの中央で一際目を引く存在が青空を連想させるスカイブルーを基調としたオープントップのダイナミックシールドフロントフェイスという近未来的デザインのSUV

MI‐TECH CONCEPT」と言う「光と風を感じながら大地を駆け抜ける電動SUV」が、

その隣には「SUPER HEIGHTK‐WAGON CONCEPT 」という新世代のスーパーハイト軽ワゴンが展示されていました。

 先ずMI‐TECH CONCEPTですが、三菱の伝統である4WDSUVとドライヴ&ビジョンをテーマに開発された新時代のPHEVで、

なんと二機の小型ガスタービンエンジンとS—AWC(スーパーオールホィールコントロールシステム)

四輪に配したクワッドモーターの組み合わせにより、今までに無い機動力と省エネを両立させると共に

マイパイロット&ARウインドシールドシステムの搭載により先進の運転支援技術と予防安全性を充実させていました。

従来ガスタービンエンジンは小型化が難しくダイレクトに駆動力に使用するには困難でありましたが、

駆動を電気モーターとしたPHEVにすることで、ガスタービーンエンジンの長所である、

燃料の種類を選ばない(世界の現地で手に入るモノ)、

低圧縮燃焼の為NOXが少く環境に優しい、

出力の割りに車体の軽量化が図れる……などの点があります。

 

 

 

 次にSUPER HEIGHTK‐WAGON CONCEPTという次世代軽ワゴンですが、

先ず従来の軽ワゴンとの違いは室内高の更なる確保により広々とした居住空間と、三菱らしいSUVテイストで味付けされた機能性と快適性の他、「サポカーSワイド」カテゴリーに匹敵する衝突被害軽減ブレーキや、

アクセルとブレーキの踏み間違い時の加速制限装置、

マイパイロットによる運転支援サポートシステムの搭載により安全性も両立させていました。

 

 時代はEVPHEV車が更に進化し各メーカー共、省エネと安全性が益々進んでいくと思いますが三菱自動車の今後に是非期待したいと思います。

 

アソビニスト 鈴木 聡

(フリーライター・コラムニスト・キャンピングカーアナリスト)