2020-12-4 金

Daily Zushi-Hayama Friday 12月4日OA

◆日本の伝統武芸「流鏑馬」。鎌倉深沢に新しい馬場を作られた公益社団法人大日本弓馬会 企画担当 兼 流鏑馬鎌倉教場長で武田流 射手の瀬端裕也さん。

11月29日(日)に鎌倉の深沢に新しい流鏑馬馬場と練習場が出来、お披露目の流鏑馬が行われ、終了後にこの馬場、流鏑馬鎌倉教場の教場長を務めている瀬端 祐也さんにインタビューさせて頂きました。

瀬端さんは流鏑馬の流派、武田流の射手(馬に乗って弓を射る人)でもあり、本業は神奈川県内の市役所職員さんです。

天下泰平・五穀豊穣・万民息災とともに、新型コロナウイルスの早期収束と、来年度に延期された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の安全な開催及び成功も併せて祈念して行われたもので、200名程の招待者が流鏑馬の迫力に魅せられました。

今回は残念ながら一般観覧不可でしたが、コロナ対策を踏まえた新しい生活様式に対応した伝統文化の見せ方として、自宅でもオンラインで観覧でき、沢山の方がご覧くださいました。中にはアルゼンチンの方も!

初陣を飾った久保要射手。

新しい馬場での馬場慣らし(午前中のリハーサル)

弓馬軍令故実武田流 小池義明師範による「天長地久之式」

当日の模様は以下でご覧いただけます。

大日本弓馬会YouTube  URL: https://youtu.be/kvlEw2hkHuU

なお、新しい馬場は出来ましたがまだ未完成で、電気も水道もありません。

日本の伝統武芸「流鏑馬」を担っていく若い方々のためにも、現在、クラウドファンディングに挑戦中です。

公益社団法人大日本弓馬会: http://yabusame.or.jp/

クラウドファンディング: https://camp-fire.jp/projects/view/320256

◆「星空リビング」プラネタリウムプランナーかわいじゅんこ先生。

今、宇宙の話題が結構多いですよね。

 

火球が頻繁に目撃されたり(なかなかであえませんが!)、彗星が尾を引いている姿を写真に納められたり、はやぶさ2がまもなく地球に帰還するとか、野口さんが国際宇宙センターに滞在されているとか。宇宙の話題は盛りだくさん!!

天文現象としては、1213日から14日にかけてピークを向える「ふたご座流星群」と、1221日に見られる、397年ぶりの土星と木星の超接近。

 

今回は、ふたご座流星群についてのお話をしましょう。

ふたご座は、誕生日の星座で名前は皆さんもちろん聞いたことがあると思います。

ふたご座は、冬を代表する星座の一つで、双子の頭の上に明るい星が2つあります。

明るい方は、弟・ポルックスの頭に輝く1等星。その名もそのまま、「ポルックス」です。

色が黄色っぽく「金星」などと呼ばれたりします。

もう一つは、白く輝く「銀星」、兄・カストルの頭に輝く2等星で、名前ももちろんそのまま「カストル」です。このふたご座あたりから放射状に流れるのが「ふたご座流星群」です。

なぜ、放射状に飛ぶのか???というと、流れ星の元は、宇宙のチリ。特に流星群の場合は、彗星が元の場合が多いです。彗星は汚れた雪だるまと称されるのですが、その雪だるまが太陽に近づいたとき、その熱によって、雪だるまの中からチリの成分が吹き出すのです。

その吹き出したものが彗星の尾となって、我々の目に見えたりするのです。そして、彗星から出たリチが地球の大気に突入すると、原子や分子の状態がかわって光るのです。

そのとき、チリは、ほぼ並行に大気に入りますが、まっすぐな道や線路を思い出してください。ずっと先の方は一点になり、そこからだんだんと太く広がって見える。空の場合、それが全方向に広がるので、まるで放射状に飛ぶように見えるということなのです。

 

しかし、一斉に同時に降り注ぐのではありません。ときどき、ぽつぽつ見えるのですから、放射状のどこに現れるのか?誰にもわからないのです。

そこで、一方向をじっと見るよりも、視野を広くして、少しでも光が見えたらそちらに向く、ということをやると確率はあがりますよね。

 

今年の「ふたご座流星群」は、一番のピークが13日から14日の朝にかけてです。15日は新月なので月明かりの影響はありません。13日の22時くらいからもう期待できそうなので、早寝の人も、ちょっと頑張って起きて見られるといいですね。あるいは、朝方34時くらいから起き出すというのも手です。

この日が曇っていても、翌日もまだ見頃なので、晴れるのを期待して待ちましょう!