2021-6-30 水

「Surf Boys伝説になった12歳の夏」 児童文学作家・南田幹太さん

デビュー第2作は「Surf Boys  伝説になった12歳の夏」 逗子在住 異色の児童文学作家・南田幹太がゲストでした。

                 

前回は デビュー作「ぼくの師匠はスーパーロボット」をご紹介させていただきましたが その後もいろいろメディアで取り上げられることもあり想像以上の反響が・・ 「合気道の仲間が、沢山購入してくれたようです。道場には子供たちも多く、今まで読んだ本の中で、一番面白かった!と言われた時は、嬉しかったです」と。

「Surf Boys伝説になった12歳の夏」PHP研究所 小学校高学年以上向け

~1960年代、湘南の海でもサーフィンをする人が現れ始めていた。小学6年生の亮は、サーフィンが上手な同い年の誠に出会う。ふたりは毎日、木製の板でサーフィンの練習をするようになり…。そんなある日、乱暴なアメリカ人スティーブが狸ヶ崎のサーフィン大会で上位を独占して、狸ヶ崎のビーチを占領しようと企んでいることを知ってしまう。 亮と誠は大会へ参加を決意するが、ふたりの板は何者かに燃やされてしまって……。少年の成長を描いた青春物語~

                

そう、1960年代、湘南が舞台の作品。逗子も出てきますよ。南田さんは 15,6年前に逗子に引っ越してきて、「このあたり逗子、葉山、鎌倉は海、山があり食べ物も美味しくて、住んでいる人は都会的で特別な土地」と印象を語ってくださいました。

南田さんがずっと温めてきた作品で、「小説を書き始めてから、湘南を舞台に一作書きたいと思っていました。海でサーファーを見ているうちに、以前、サーフィンをしていた頃のことを思い出し、サーフィンを題材にしたものも書きたいとも思うようになりました」

 この作品から伝えたかったことは? 「丘サーファーだったくせに、サーフィンには強い関心をずっと抱いてきました。サーフィンは特別なスポーツだと思います。サーフィンは人生そのものを、そこに投入してしまいたくなるような魅力があると思います。サーフィンは文化であるとも言えます。こういうスポーツは、他にはあまりない、主人公を通して 海とのふれあいとサーフィンのおもしろさ、魅力を訴えたかった」

この作品は 第18回長編児童文学新人賞佳作受賞作です。

昨年の4月に第一回目の緊急事態宣言が出された時にピンチがチャンス?出版の機会が訪れたエピソードなどもお話くださいました。

 「Surf Boys 伝説になった12歳の夏」は 書店やアマゾンで販売。デビュー作「ぼくの師匠はスーパーロボット」とともに逗子市立図書館にも置かれています。