2022-8-2 火

一般社団法人Telacoya921代表理事・中尾 薫さんとおうちえんTelacoya921保育スタッフ 千葉栞さん

朝から猛暑!!社内も蒸し暑いです。

葉山町提供「わっしょい!葉山」 令和4年度は葉山らしい「子育て」に焦点を当ててお送りしています。

今日のゲストは 一般社団法人Telacoya921 代表理事・中尾 薫さんとおうちえんTelacoya921保育スタッフ・千葉栞さん。

                

Telacoya921は 認可外幼稚園「おうちえんTelacoya921」とホームスクール「Telacoya旅する小学校」の運営、まちの保育園鎌倉は運営委託されており、Telacoya Beans親子教室、アンバイサー養成講座(良い塩梅で子育て支援出来る人を育てる講座)も企画。

テラコヤの子育ての理念は、ホールスクールという考え方で「学校丸ごと、そこにいる人も周りの人もみんな」一緒に学びの場を共有したいと考えています。

自然と生きる、人と生きる、自分と生きるがテーマ。

【自然と生きる】  葉山という地で、海と山と川に囲まれて遊び込めば、必ず、生き抜く力が自然に身に付きます。  1年中を通して、毎日違う顔で受け入れてくれる豊かな自然からの恵で人は生きていることを感じるはずです。  自然から学ばせてもらっていることはとてもシンプルで大切なことが多いです。

【人と生きる】  人は一人では生きていけません。でも自分と違う人のことは分かりづらい。たくさんの人との関わりの中で、人との距離を感じたり、学んだり、助け合ったり、感情を共有したりすることが大切だと思っています。

【自分と生きる】  誰かに助けてもらいながら生きるけれど、最終的になんでも決めるのは自分自身。自分で考えて自分で決めて、自分の道を歩める人になってもらいたいです。誰の人生でもなく、自分の人生なのだから。

そして 海からの学びの一貫「おさかなの日」についてお話いただきました。 5年前 から漁師の畠山晶さん、料理研究家の高木奈美さんの協力 を得て行っています。

実際には・・その日の朝にとれたお魚を持ってきていただき、そのお魚を捌き、調理していただくという時間です。 魚の種類はサザエやタコ、カマスやヒラメ、イワシなど。他にも様々。 サザエはスプーンの柄を使って身を取り出し、サザエと枝豆の炒め物に。 イワシは手開きにして蒲焼に。 カマスは三枚おろしにしてお刺身やフライなどにしていただきました。

生きていたものを捌き、調理をしていただくことで、”命をいただく”ことを身をもって経験した子どもたち。 まだ生きていて動いているエビをハサミで切りながら「痛いよね、ごめんね」と言いながら捌いていました。「このエビはありがとうって言ってもらった方が嬉しいよね」となると今度は「美味しく食べるね、ありがとう」という言葉掛けに変わっていました。 これはほんの一部分の出来事ですが、魚の日の回数を重ねるごとに魚への興味や捌き方、そして魚を食べることが大好きになりました。・・子どもたちの様子が目に見えるようです。

最後に「テラコヤは出会ったら一生のお付き合いだということを教えています。 夏の同窓会に加えて、イベントのたびに集まる「OBOG商店」という活動もあります。 葉山というこの自然に恵まれた、そして人にも恵まれた土地で育つ子どもたちは、きっと伸びやかに育つ心が根っことなって、 どこまでも枝を広げていくように手を広げて羽ばたいていけると期待しています! 」と中尾さん。

Telacoya921保育スタッフとして3年目の千葉さんは「子どもといっしょに成長させていただいています」と。

Telacoya921の活動についてはコチラ