2022-9-7 水

「建長寺ブロンズ模型プロジェクト」大下利栄子さんと大下歩さん

「建長寺ブロンズ模型プロジェクト」について ユニバーサル絵本ライブラリー Unileaf 代表の 大下利栄子さん(葉山在住)、プロジェクトのアドバイザーで娘さんの大下歩さんをゲストにお迎えしました。

              

全盲の歩さんは、大学時代に中米コスタリカに一人で一年間留学。国立公園で環境保護ボランティアされていました。現在は大阪府の日本ライトハウスで、点字の図書の校正に従事。また、ganas(ガナス)というウェブメディアのボランティア記者として、世界の国々についての記事を書いていいます。大阪で一人暮らしですが、今日は午後から建長寺で打ち合わせということもありタイミングよくスタジオにお越しいただけました。ありがとうございます!

以前に番組でも紹介しましたが ユニバーサル絵本は 本文を点字にした透明シートを、見開きごとに挟み込んだ絵本です。 こうすると、目の見える子どもも見えない子どもも、一緒に同じ本が使えるようになります。Unileafでは 触る絵本の制作と貸し出しを2008年7月より行って 現在まで絵本の数は1200冊。2019年には内閣総理大臣表彰受賞。

そして今回は 日本初!誰でもさわれる野外型 鎌倉の建長寺にブロンズ模型を設置しようというプロジェクトについてお話いただきました。

大下利栄子さんは 一緒に旅行に行って、でも美しい景色も壮大な建築物も見えない・・それはいつも一抹の寂しさを感じていました。

8年前にポルトガルに旅行し 世界遺産ベレンの塔に行った時 塔の前の広場の真ん中にポツンと 本物そっくりの模型が立っているのを初めて見て、なんだこれは!と大感激!絶対日本にも欲しいと思ったそうです。

これがあれば 触って建造の形がわかる 現地のその場で一緒に旅の喜び醍醐味を共有できる。見ないで過ごす旅は記憶に残りにくいが 自分からたっぷり触ったものは思い出にもよく刻まれる・・と確信したそうです。

建長寺ブロンズ模型プロジェクトの目的は 視覚障害者が触って建物の形が分かること、ですが ぜひ見える人も見たり触ったり一緒に使ってほしいです。そのために屋外の誰の目にも触れる場所に設置します。観光でいらっしゃる方にも楽しんでいただければ・・

              

このプロジェクトは 大本山建長寺、公益社団法人鎌倉市観光協会、鎌倉市社会福祉協議会にご賛同いただいております。

歩さんからは 第1に 目の見えない人にもわかりやすい面白いものになれば・・そして建長寺をよく知っているひとにも あまり知らない人にもミニチュアブロンズ像を見ることで新しい発見となると信じています。

日本のお寺の繊細な美しさを再現するには 多額の費用がかかるので 現在支援者を募集中。今後クラウドファンディングも予定しています。

詳細は ユニリーフHPコチラ

つづいて「ハロー逗子」では 10日(土)に開催の交流センターフェアについて  逗子文化プラザ市民交流センター副館長の村川真理子さんにお話いただきました。

            

フェスティバルパークで中庭カフェ、文化プラザなぎさホールで県立逗葉高校 軽音楽部・吹奏楽部発表会、交流センター会議室で  ウェルビーイング~ご機嫌な場所づくり 講座とワークショップがありますが 第2部のワークショップは 定員に達しました。

今後のテーマ「ウェルビーイング」には「ひとりのためが みんなのために」「自分がごきげんであることが 大切。そこからウェルビーイングが広がります」というコメントがいいなー

交流センターフェアについては HPコチラ