2018-1-20 土
2018/1/20 (Sat) ★☆星空リビング☆★ by かわいじゅんこ
今日は、久しぶりに星のお話をしましょうか。
この番組が終わるころ、もうすっかり外はくらいですよね?
頭の上の方には、小さな星がごちゃごちゃと集まったところがあります。
プレアデス星団です。
プレアデス星団は、おうし座の肩にあって、青白く輝く美しい星団です。
日本語では「すばる」という名前が有名ですね。
統(すまる)つまりまとまるという意味。星がたくさんまとまっているからでしょうね。
このプレアデス星団の神話があります。
ギリシャ神話では、アトラスとプレイオネとの娘たちがモデルになっていると伝えられています。
この娘たちは、タイゲタ、マイア、アステロペ、ケレーノ、メローぺ、アルキオネ、そして、エレクトラの七人です。彼女たちは、月の女神アルテミスに仕えていました。
この美しい姉妹が輝く月夜に、湖のほとりで踊りを踊っていました。
すると、そこに狩人オリオンが。彼は、木の陰からそっと覗いていたのですが、
彼女たちのあまりの美しさにふらふら~と出てきてしまいました。驚いた7人は、慌てて逃げました。だって、夜に突然大男がふら~っとぬぼ〜っとあらわれたのですから!
近づいてくるオリオンから逃れるために、急ぎ走り出します。
しかし、狩人は逃げる物を追う!という性質が。
逃げ惑う彼女たちを追いかけるオリオン。
だんだんとオリオンが近づいていきます!!!
もうだめだ、捕まってしまう!
その時、アルテミスに祈ります。
どうか、どうか助けてください!!!
すると、7人は真っ白な鳩になって、天に昇っていきました。
そして、その7羽の鳩がプレアデス星団になったのです。
しかし、肉眼で眺めると、六個の星は見えるのですが、七個目の星は、よほど目がよくないと見えないと言われています。
そこで、よく言われているのが、「行方知らずのプレヤード」という伝説です。
この伝説では、七人姉妹の一人、エレクトラにはダルダノスという息子がいましたが、彼が造ったトロイの町が、あのトロイ戦争で廃墟となってしまったのことを悲しみ、7日七晩の間泣き続けたと言われています。
この流す涙のためにエレクトラの姿が霞み、七つ目の星がよく見えないのだと言うことです。
また、エレクトラは悲しみのあまり行方知らずになってしまい、流れ星になって消えてしまったとも言われているほか、七人姉妹にアトラスとプレイオネが加わって、八個、または九個の星が集まっているとも言われています。
このほか、プレアデス星団は大変美しいこともあり、各地で、それぞれの神話が伝わってます。