2023-4-13 木

「みんなでコミュニティスクールを考える会」大本一枝さん

「モアナピープル」今週のモアナサポーターは本田むつみさんからのご紹介、本日のゲストは、市民有志「みんなでコミュニティスクールを考える会」のメンバーで、逗子市PTA連絡協議会幹事の       大本一枝さん。

                 

まず 市民有志「みんなでコミュニティスクールを考える会」の活動とは?

今月23日に教育のミライを語ろう~コミュニティ・スクールの可能性~という教育シンポジウムを、逗子市PTA連絡協議会との共催で開催します。 逗子市にこれから導入されるコミュニティ・スクールついて、専門家の方の話や、先行的に取り組んでいる事例をお聞きして、逗子らしいコミュニティ・スクール実現に向けて、学校・保護者・地域住民が共に学び、考えるシンポジウムです。

コミュニティスクールとは?

変化の激しい現代社会の中で、子どもたちの豊かな成長を育むためには、学校と保護者・地域住民がお互いの情報や課題を共有し、一体となって日々の教育活動を進めていく、「地域と共にある学校」の実現が求められています。コミュニティスクールは、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」を実現するための有効な仕組みです。全国の半数以上の自治体、3割以上の公立小中学校で導入されていて、全国で導入が進んでいます。

コミュニティ・スクールを導入するとどんなメリットがあるのでしょう?

~子供たちの学びがより充実する。多様性を尊重した信頼できる大人と関わる機会を作ることで、地域の中で子供たちが育てられているという安心感を得る。子ども自身が地域の担い手としての自覚が高まる。といった事があげられます。 例えば、地域で活動している専門家の方を外部講師にお呼びして授業をしたり、地域の方にご協力頂きながら子どもたちが楽しめる行事や幅広い学習活動を行なったり、地域の方に登下校の見守り活動にご協力いただくなど、学校を核にして、子どもたちがさまざまな大人と交流しながら豊かな学びや体験を継続して行う事ができます。

地域にとって のメリットは?

地域の方と継続して交流することで、子ども自身の地域の一員としての意識が高まるという事があると思います。逗子も子供会活動が年々縮小していて、子どもや子育て世帯が直接地域の方とつながることが難しくなっていると感じています。コミュニティスクールが実現すれば、学校を核として子どもと地域の方とつながる機会を得られ、地域の活性化にもつながると思います。また、昨年度、沼間中学校で行われた避難所設置運営訓練に沼中の生徒も参加して行われたそうなのですが、働く大人世代の多くが市外に出ている、市内にいるのが主に高齢者と子どもになる平日の日中に災害が起こった場合、中学生が防災の担い手としてとても重要になってくるんだそうです。

コミュニティスクールの仕組みができれば、逗子全体の中学で防災に関わる学びや活動を継続して行いやすくなるのではないかと思います。また、学校現場にとってもメリットがあると思います。みなさんも報道などでご存知かと思いますが、深刻な教員不足や長時間労働が社会問題となっていて、それは逗子でも例外ではありません。子どもたちや保護者が安心できる質の良い学校教育を実現するためには、学校現場に丸投げするのではなく、地域も一緒に考え、学校を支えていく必要があります。コミュニティ・スクールの仕組みがその受け皿になると思っています。     

子どもたちのために、地域のために、学校のために、可 能性を感じる仕組みですね~

教育シンポジウムin逗子 教育のミライを語ろう~コミュニティ・スクールの可能性

                 

前半は、逗子にゆかりのあるお二人の専門家をお迎えして、基調講演を行います。お一人目は星山麻木教授より、「多様性を理解した大人が支える地域全体での子育て」について。お二人目は逗子市在住で五人のお子さんを子育て中の教育研究家、学校業務改善アドバイザーの妹尾昌俊さんに、「地域と共にある学校づくりーなぜ必要か、どうしていくか」という内容でご講演いただきます。またその他に、八王子のコミュニティスクールで活動されているお二人の方から事例発表があります。

後半のパネルトークでは、桐ヶ谷逗子市長と大河内逗子市教育長をゲストにお迎えします。基調講演と事例発表をしていただいた方々に、市民からの質問に答えていただきながら、「コミュニティスクール導入による学校教育の可能性」について考えます。

また 小さいお子さんのいらっしゃる方や、当日会場に 足を運べない方にも学んでいただけるように、後日録画配信を致しますので当日難しい方も、是非お申込み下さいね。

4月23日 (日)18時30分~20時30分 逗子文化プラザ さざなみホールで開催。

入場は無料  定員 80名       

参加申込みは先着順とし、定員を超えた場合は後日録画視聴参加とさせていただきます。

「ぜひ、逗子らしいコミュニティスクールの実現に向けて、一緒に学びましょう。皆様のご参加おまちしております」と大本さん  お申し込みはコチラ

そんな大本さんにとって 好きな湘南とは?

~犬の散歩道でもあるのですが、逗子にある蘆花公園の自然あふれる花や木が四季を通して楽しめる所が好きですね。