2024-1-16 火
「わかり・あ」有川雅裕さん・鶴田由紀子さん&逗子市国保健康課の川崎比路さん
葉山町提供「わっしょい!葉山」 今年度の「わっしょい葉山」のテーマは「はやまエシカルアクション」です。
今週は はやまエシカルアクション賛同団体である「わかり・あ」 副代表 有川雅裕さんと スタッフメンバー 鶴田由紀子さん
わかり・あとは? 障がいを持つ二人の娘さんの親である有川さん夫妻が2019年4月に設立。子育てで行き着いた思いが、「その子がどうしたいのか」「その子が楽しくやっているのか」「その子が尊重されているのか」という思いから・・それは、全ての子ども達に当てはまり、全ての子ども達が尊重されていたら大丈夫なのではないか、我が家の中の話ではないと思った 外に目を向けると、障がいを持つ子どもの母親は色々なものを自分の中に囲いがちになってしまうが、外の人に任せること、母親自身が外に出ることも大事なことで、そういったアプローチが必要だと思い、活動をスタート
「ワカル・ツナガル・カガヤク循環をつくります」がモットーです。「娘を育てていく中、前例や情報がない『初めてのこと』に取り組むことが多く、イバラの道を歩くようだった。その中で、福祉や制度など 多くの情報や学びに出会うことができた。でも、困りごとを抱えている保護者の中で情報にたどり着けず悩んでいる人がたくさんいる様に思う。 そういう方々と繋がり、自分が得た情報や学びを届けたいと思っている。人との繋がりができたら、もう大丈夫だと考えている。一人一人ペースは違うが、人と繋がる力を持てれば、問題解決にも繋がる。分かって、繋がって、そしてその人が輝く。この循環があればうまく回る、そう考えている。」とその思いをお話くださいました。
代表の有川文乃さんは県立高校スクールソーシャルワーカー 、副代表 有川雅裕さんは大学で、これから先生になる学生さんに、図画工作を通して、インクルーシブ教育、環境調整等を教えています。そして スタッフの 鶴田由紀子さんは4人の子どもの母親。幼稚園での預かり保育、小学校での読み聞かせボランティア、中学校での虹色サポーター。 「困った子ではなく、困っている子です」というタイトルの星山先生の講座を知り、学び始め、鎌倉での学びの場で、有川さんご夫妻と知り合い、葉山町で星山先生の学びの場(連続講座)を作りたい、ということで意気投合。わかり・あに加入した経緯もお話くださいました。
わかり・あの主な活動としては 虹色発達サポーターの育成に力を入れています。
虹色発達サポーター講座 講師:明星大学教育学部教授 保健学博士である星山麻木先生 詳細は一般社団法人 星と虹色なこどもたちHPを
わかり・あでは、現在「基礎b」講座を開催しています。 葉山町内の元町会館会議室や社会福祉協議会ボランティア室などでの対面参加と、zoom参加のお好きな方で受講可能 。受講料:1回3,300円(7回受講をお勧めしますが、1回のみの受講も可能)
なお当講座を6回以上(12時間以上)受講された方には、申請手続きにより一般社団法人 星と虹色なこどもたち発行【虹色発達サポーター】の認証が受けられます。
次回は、講師のスケジュールの関係で、3月5日(火)9:30−11:30 会場は未定 会場は決まり次第アップしますので、わかり・あHPまたは、LINE公式アカウント「あったかくツナガルマナビ・フィーカ」で検索を!
最後に子どもを取り巻く環境や子育て現場の課題や未来への思いについて 語ってくださいました。
鶴田さん~葉山は海も山もあり、自然に囲まれて子育てにいい環境、とよく言われるが、 子どもにとって一番の環境はまずは、近くにいる大人であると考えています。 その大人が正しく学び、子ども達を温かく見守ることこそが大切だと考えます。
有川さん~「障がいのあるなしに関わらず、誰もが一人にならないような仕組みづくりをしていきたい。お店など学校以外で学ぶ場、子ども達をみんなが見守っていく地域、子ども達みんなを包み込むインクルーシブな社会。 「ワカル」「ツナガル」「カガヤク」の循環を広げていきたい。 今わかり・あが開催している発達サポーター講座は、逗子や鎌倉では行政が主催していて、同じ内容の講座を市民は無料で受講することができている。 葉山町でも一日も早く近隣自治体のように、受講料というハードルがなくなり、より多くの地域の人が学びに参加できる様に引き続き、行政に働きかけていきたいです。
つづいて「ハロー逗子」では 逗子市国保健康課の川崎比路さんに「特定健康診査について 詳しくお話いただきました。
逗子市の国民健康保険に加入されている40歳~74歳の方に対して実施している生活習慣病を防ぐために国が定めた健診です。身体測定や問診・診察といった基本的なものから、血液検査、尿検査などの細かな数値まで検査可能となっています。この特定健康診査を受診することで、糖尿病や脳卒中といった生活習慣病を防ぐことに繋がります。対象の方であれば無料で実施できます。
次年度につきましては 広報ずし4月号とともに配布される「けんしんNAVI2024」をご覧ください。