2024-5-2 木

SSF Explorer 第5回 5月2日OA

都心からおよそ1時間という場所にありながら、海、山や森など、自然に恵まれた環境の逗子・葉山。

そんな素晴らしい場所に住んでいながら、まだまだ知らない自然や場所が沢山あります。

SSFのSはSea 海、2番目のSはStars 星、そしてFは:Forest 森です。

この時間は逗子葉山の自然を知って頂くと共に、愛し、守っていくお話をお送りしたいと思います。

5月最初はプラネタリウムプランナーかわいじゅんこ先生の「星空リビング」。

久しぶりにスタジオご出演でした。

リスナーさんのおーたかさんから頂いたお土産に大喜びのじゅんこ先生

GWですね。
皆さん、後半戦どう過ごされるのでしょうか?
出かける方も、でかけない方も、夜「にチョット外に出て星を見上げて見たくなるお話しを。
まずは、流れ星。
連休の後半に「みずがめ座η(エータ)流星群」が極大を迎えます。今年は月齢27で、月明りを心配する必要はありません。ピーク時刻は66時頃と日本では夜明けと条件は良好。「みずがめ座η(エータ)流星群」は性質上、同じ活動規模が数日続きますので,5日未明や7日未明でも見ることができます。5月大型連休とも重なりますので,比較的見やすい流星群とえいます。「みずがめ座η(エータ)流星群」は,12年周期で活動が活発化する傾向があり、2023年~2024年にまとまった流星が見られる予測があり、2023年はそこまで顕著な活動とはなりませんでしたが、2024年も要チェック!5522時頃を中心に前後半日、予想の時間帯も幅がありますが、例年より活発な活動が見られると計算されています。この他もいくつか情報はあるので,2024年は3日未明~7日未明にかけてご覧になる方はチェックしてみましょう。
もう一つは、かんむり座T星は、春の星座のひとつ、かんむり座の中の星です。ふだんは10等級と肉眼はもとより、望遠鏡を使っても見ることが難しい暗い星ですが、 およそ80年ごとに爆発による増光を繰り返し、23等級と肉眼で楽に確認できるまで明るくなります。増光時には、かんむり座に肉眼で見える星がひとつ増えることになり、 星座の印象が大きく変わってしまうでしょう。 「再帰新星(さいきしんせい)」とは、新星と呼ばれる星の爆発現象が短い間隔で起こることが観測された星を指します。 かんむり座T星の場合、過去1886年と1946年に増光が確認されていて、1787年の増光の記録も発見されたと。1787年の記録が正しいとすれば、次回の増光のタイミングは20242025年あたりが濃厚!
かんむり座T星の爆発が起こると、明るさは一気に23等まで増光すると考えられています。一方、明るさのピークを迎えた後に急速に減光してしまうのもこの星の特徴で、 肉眼で確認できる期間は1週間あるかどうかと予想されています。
春の星座の一つかんむり座を見つけられるようにしましょう。春の大曲線からアルクトゥールスを見つけたら、そこから太めのネクタイのような星の並びを探してください。
そのすぐ横に「C」を形作るティアラのようなかんむり座がありますよ。