2024-8-1 木

SSF Explorer 第18回 8月1日OA

都心からおよそ1時間という場所にありながら、海、山や森など、自然に恵まれた環境の逗子・葉山。

そんな素晴らしい場所に住んでいながら、まだまだ知らない自然や場所が沢山あります。

SSFのSはSea 海、2番目のSはStars 星、そしてFは:Forest です。

今日は「星空リビング」プラネタリウムプランナーかわいじゅんこ先生

今日は久しぶりにスタジオにお越し頂きました。

 今日の話題は…

かんむり座T星爆発か!?というニュースが飛んでおります。

「かんむり座T」という星は、1946年以来78年ぶりの新星爆発が期待されている再帰新星です。

新星とは白色矮星と主系列星(または赤色巨星)との近接連星系で起こる爆発現象です。

白色矮星とは、太陽くらいの大きさの星の最後、赤色巨星という赤く大きく膨らんだ最後に外側の水素などが放出されてしまうのですが、中心核だけ残り、それが白色矮星となります。白色矮星は非常に高密度で、その質量は太陽と同じくらいで、体積は地球程というものです。

ここで、また「白色矮星と主系列星(または赤色巨星)との近接連星系で起こる爆発現象」に戻りますが、主系列星から白色矮星に流れ込んだ水素ガスが白色矮星の表面に多量に溜まっていき、あるタイミングで急激な核融合反応を起こして爆発し、新星として観測されます。ただ、この爆発は表面に溜まった水素ガスを吹き飛ばしますが、白色矮星自体を壊してしまうことはありません。そのため新星爆発は、白色矮星の表面の水素ガスが臨界量を超えると何度も起こります。通常その間隔は数千年から数十万年と長いのですが、白色矮星の質量が大きく水素ガスの流入量が多い場合は爆発の頻度が多くなります。爆発間隔が数十年以下程度であれば何度も新星として観測されることになり、再帰新星(回帰新星、反復新星)と呼ばれます。

ここで、「かんむり座T」に戻ります。(笑)

80年間隔で爆発を起こす再帰新星(反復新星、回帰新星)の「かんむり座T」は、2024年の2月から9月の間で爆発が起こると予報もあり、多くの人が観測を続けています。

では、かんむり座はどこに、いつ見えるのか?

日が沈んで、西の空に明るい星があります。うしかい座のアルクトゥールス。北にある北斗七星の柄のカープを伸ばした先にあります。アルクトゥールスから上向きに太いネクタイのような星の並びを見つけます。そのネクタイの左、見つけにくかったら、アルクトゥールスの少し左上に小さい星が7つティアラのように並んでいるのが、かんむり座です。

一番明るい星が右から3つ目でT星は、右から6番目の星の近くです。夜中の1時くらいには沈んでしまうので、

20時から24時くらいがオススメです。

夏の夜空を眺めてみてくださいね。

さて、夜空と言えば今週火曜日は葉山の花火大会でしたね。

夏の風物詩「花火」

実は、今週土曜日も葉山マリーナで葉山町制100周年をお祝いしての花火が打ち上げられます。

楽しい夏を!

 

そして週末のイベント情報です。

8月3日土曜日は、5年ぶりに開催の「葉山マリーナサマーフェスタ」

ヨットヤードを開放して入場無料で、フラやタヒチアンダンス。そして、葉山町制施行100周年を記念して何発か花火も上がります!

8月4日日曜日は葉山福祉文化会館で「真夏のJAZZ葉山20024」14:30~

今年で22回目。こんなに長く続いているJAZZフェスはありません。5グループご出演。

最後は圧巻のセッションが!!

涼しい会場で熱いJAZZをお楽しみください。

当日券:3,000円(出入り自由)