2025-1-23 木
SSF Explorer 第43回 1月23日OA(池子の森・ホタル)
SSF Explore
「池子の森のお話」
池子の森自然環境調査会 ホタル案内人で環境カウンセラーの片山舜輔さんにお話を伺いました。
今日は「今日は池子の森自然公園で2月22日土曜日開催予定のゲンジボタル放流Eventのご案内」でした。
え~、冬にホタル?と思われるでしょう。そうホタルなんですが、ホタルの幼虫にふれあうEventです。この時期、冬はホタルは水の中で幼虫として暮らしていますが、池子の森自然公園ではビジターセンターの水槽でゲンジボタルの幼虫が育てられています。この幼虫を皆さんに取り出していただくというEventです。
皆さんは飛んでいるホタルを見たり、あるいはこれから見ることはあると思いますが、ホタルの幼虫を自分の目で探して触るという機会は、生きものに関する専門的な学校、あるいはそういった職業につかない限り、ほぼないでしょう。
今回の池子の森自然公園のゲンジボタル幼虫の放流Eventは、そのホタルの幼虫に触れることのできる絶好のチャンスです。黒くてブニョ、ブニョしたホタルの幼虫が、夏になると光りながら優雅に飛ぶホタルに変身するとは、なかなか想像がつかないと思います。
池子の森自然公園では、皆さんに驚きの体験を準備しています。
感受性豊かなお子さんたちにとって、今回の放流Eventは記憶に残る出来事になることでしょう。是非、お子様連れでお出で下さい。これまでも幼稚園児、そして小学校の低学年のお子さんがお父さん、お母さんと一緒に楽まれたそうです。
そして、幼虫に触れることができたのに、その幼虫が成長したホタルを飛ぶところを見てみたいですよね。その期待にもお応えします。今回の幼虫放流Eventに参加された方、皆さんを夏のホタル観察会に招待します。今回のEventに参加された方にとって、2025年はホタルの幼虫と飛ぶゲンジボタルを見られるという、めったにない経験をされる年になるでしょう。
今回の幼虫放流Eventへの参加は、逗子市緑政課に申し込んでいただいた上で、抽選になります。
(当日スケジュールなど)
ホタル幼虫放流EVENTでは、どういったことをするのでしょうか?
→池子の森自然公園で活動する「ホタルの会」がビジターセンターの水槽でゲンジボタルの幼虫をそだてています。今回の幼虫放流EVENTは、ビジターセンターの水槽で成長したゲンジボタルの幼虫を砂利の中から探して取上げて、水路に放流していただくという作業を皆さんにやっていただきます。
幼虫放流EVENT(イベント)は2月22日(土曜日)13時からスタートします。まず、最初にパソコンを使ってホタルのオリエンテーションを行います。その中で皆さんはホタルについて、ゲンジボタルとヘイケボタルの違いなどを知ることができます。
その後、作業に移りますが、お天気が良かったら屋外に設置したテーブルの上で作業をします。まず、皆さんの前にバットと大きいスポイドに準備します。次に私達が水槽から取り出した砂利をバットに入れます。その中にホタルの幼虫が混じっているのですが、皆さんにはバットの砂利を少しずつかき分けて幼虫を探してもらいます。見つけた幼虫はスポイドで吸い上げて別の容器に移すことを繰り返していただきます。この作業をグループ、あるいは家族単位でやって貰いますが、園児、低学年児童でも親御さんと共同作業で楽しくできます。砂利の中から幼虫を見つけた時は親子で歓声も上がると思います。作業時間は1時間くらいでしょうか。
今回のEventでは、逗子中学校ホタル部の皆さんに協力していただく予定です。逗子中の皆さんには取上げた幼虫の大きさの測定をお願いするそうです。
幼虫の取上げが終わりましたら、幼虫の入った容器を持って近くの川へ行きます。川の中に入って、ゲンジボタルの幼虫をそっと水の中に入れてやります。水の浅い川ですが、長靴を履いておくことが必要ですね。
以上で、Eventの全行程は終了です。終了時刻は15時過ぎを予定しています。
なお、季節がら防寒対策が必要です。また、川の水辺に近づくので子供たちは長靴を履いていれば安心です。
(参加者の募集について)
・開催日時・定員:2月22日(土)13時~16時、4組(市内在住者優先。家族、友人等、個人でも参加できます。申込数が定員を超えた場合には抽選になります。)
・当日集合場所:池子の森自然公園ビジターセンター
・受付時期:2025年2月1日(土)~年2月16日(日)
・広報ずし2月号に池子の森で生き物にふれよう「ゲンジボタル幼虫の取り出しと放流作業」として、募集要項を掲載しますので、ご覧ください。