2018-3-31 土

2018/3/31 (Sat.) ☆星空リビング☆ by かわいじゅんこ

今日はブルームーン!

今年に入って2回目のブルームーンですね。

でも実は、本当のブルームーンは月に2回あるうちの2回目の月のことでないのだそうです。

以前、北米でネイティブアメリカンの人たちは、毎月の満月に名前を付けていたというお話しをしたと思います。1年間で12回の満月の名前が着いているのです。名前は、それぞれの部族によって呼び方は違うようですが。で、ブルームーンですが、1年間を、春分・夏至・秋分・冬至で4つの季節に区切ります。するとそれぞれの季節は3か月ずつになりますよね。ということは、基本的には満月は3回になります。その3回の満月をそれぞれ「第一、第二、最後」と呼びます。でも、月の一めぐりは約29.5日なので、旧暦と同じで時々満月が1年に13回あらわれるわけです。

そうなると、どこかの季節で3回ではなく4回満月が見られる。4回の満月だと、3番目に来る満月は「最後」ではないわけです。この3番目だけど最後ではない満月を「ブルームーン」と言うようです。

では、なぜ今のような話になったのか?というと、

1946年に天文雑誌『スカイ&テレスコープ』が前節で述べた「二分二至で区切られた季節内で4回あるうちの第3の満月」を誤解し、ひと月のうちに満月が2回ある場合に、その2つ目がブルームーンであると掲載した。このことは誤りであったことが確認されている。(ウィキペディアより)

この誤りの件に関しては、Sky & Telescope 誌自身が調査し、元の記事に誤りがあったことを認めた記事を1999/3号に掲載しています。

ま、once in a blue moon ・・・ めったにない、極まれに

という慣用句のように、稀な月ということで今夜は楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

1月:Wolf Moon(狼月)
 ネイティブアメリカンや中世のヨーロッパ人は、真冬の食糧不足を嘆く飢えた狼の遠吠えにちなんだ名前を1月の満月に付けた。1月の満月は、Old Moon(古月)やIce Moon(氷月)などとも呼ばれる。

2
月:Snow Moon(雪月)
 北アメリカの2月は寒さが厳しく雪が多いため、2月の満月にはSnow Moon(雪月)という名前が付いた。Storm Moon(嵐月)やHunger Moon(飢餓月)などもある。

3
月:Worm Moon(芋虫月)
 ネイティブアメリカンは、冬の終わりを迎える3月の満月にWorm Moon(芋虫月)という名前を付けた。雪解けの地面に見られるミミズのはった跡にちなんだ名前である。ほかには、Chaste Moon(純潔月)、Death Moon(死月)、Crust Moon(堅雪月。日中に雪が溶け、雪解け水が夜に凍り付いて表面の固くなった雪を表している)、そしてSap Moon(樹液月。カエデの樹液採取にちなんだ名前)などがある。

4
月:Pink Moon(桃色月)
 北部のネイティブアメリカンは、開花の早い野花にちなんで4月の満月をPink Moon(桃色月)と呼んでいる。ほかの文化では、Sprouting Grass Moon(萌芽月)、Egg Moon(卵月)、そしてFish Moon(魚月)と呼ばれている。

5
月:Flower Moon(花月)
 多くの花が咲く5月の満月は、多くの文化でFlower Moon(花月)と呼ばれている。ほかには、Hare Moon(野ウサギ月)、Corn Planting Moon(トウモロコシの種蒔き月)、そしてMilk Moon(ミルク月)という名前がある。

6
月:Strawberry Moon(苺月)
 北米では6月にイチゴの収穫が行われるため、それにちなんだ名前が6月の満月に付けられた。ヨーロッパではRose Moon(薔薇月)という別名が付けられ、ほかの文化では夏の暑さの始まりを意味するHot Moon(暑気月)と呼ばれている。

7
月:Buck Moon(男鹿月)
 毎年ツノが生え替わるオスのシカは、7月にツノを再生し始める。ネイティブアメリカンは7月の満月にオスのシカにちなんだ名前を付けた。ほかには、Thunder Moon(雷月。この月に夏の嵐が多発するため)、そしてHay Moon(干し草月。7月に干し草の収穫があるため)という名前がある。

8
月:Sturgeon Moon(チョウザメ月)
 チョウザメの豊漁にちなんで、北米の漁民は8月の満月をSturgeon Moon(チョウザメ月)と呼んだ。また、Green Corn Moon(青トウモロコシ月)、Grain Moon(穀物月)、あるいはRed Moon(赤月。夏のもやで赤みを帯びることがよくあるため)という呼び方もある。

9
月:Harvest Moon(収穫月)
 最も馴染み深い名前の満月である9月のHarvest Moon(収穫月)は、作物を収穫する秋分後の時期を表している。また、夜間の収穫を助けてくれる9月の満月の特別な明るさや、月の出が早いことも表している。ほかには、Corn Moon(トウモロコシ月)やBarley Moon(大麦月)という名前もある。

10
月:Hunter’s Moon(狩猟月)
 Harvest Moon(収穫月)の後の最初の月はHunter’s Moon(狩猟月)である。夏の間に太ったシカやキツネを狩るのに適した月であるため、このように名付けられた。Harvest Moon(収穫月)と同様にHunter’s Moon(狩猟月)も特別に明るく、照らす時間も長い。狩猟者は、夜でも草木の枯れた原野で隠れることのできない獲物を追跡することができる。ほかには、Travel Moon(移動月)やDying Grass Moon(枯れ草月)という名前もある。

11
月:Beaver Moon(ビーバー月)
 11月のBeaver Moon(ビーバー月)という名前の起源については意見が分かれている。ネイティブアメリカンがビーバーを捕らえるわなを仕掛ける時期からきているという人もいれば、ビーバーが冬のダム造り(巣作りの一種)にかかり切りになるからだという人もいる。Frost Moon(霜月)という名前もある。

12
月:Cold Moon(寒月)
 冬が到来する12月の満月には、Cold Moon(寒月)という名前が付けられた。ほかには、Long Night Moon(長夜月)やOak Moon(オーク月)という名前がある。

 

来月から「星空リビング」は金曜のDaily Zushi Hayama Friday にお引越しです。

来月からもお楽しみに~♪

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