2026-5-1 金
SSF Explorer 第109回 5月7日「星空リビング」
「星空リビング」プラネタリウムプランナーかわいじゅんこ先生
もうGWに突入されている方も多いかと思います。お休みは家にいても旅に出ても夜は、のんびりしていただきたいです。
夜、晴れていたら星空を楽しみましょう。
春の星座をたくさん見つけてぜひ、盛り上がっていただきたいです。
まず、5月2日(土)は、八十八夜、そして満月です。月が明るいでしょうね。
夏も近づく八十八夜とは、「立春」から数えて88日目ということです。この頃新茶を飲むと長生きするとも言われ、季節の節目でもあります。満月は、2日の2:23なので、今夜からかなり丸い月が見られると思います。今日の日の入りは、18:28で、月の出は18:12です。ちなみに月の出は、月の真ん中が地平線を出た時となっています。月は日々形を変えるので、中心を基準にするのが合理的なんです。太陽の場合、日の出は太陽の一番上が地平線上に重なったときで、日の入りも太陽の一番上が地平線に重なった時です。さて、そんな明るい月だと星が見えにくいのですが、頑張ってみましょう。
ちなみに、2日(土)の月はてんびん座にいます。翌日の3日はさそり座の頭の辺り、心臓の星アンタレスにも近いです。4日は3日の月の位置から、アンタレスを挟んでちょうど反対側に移動しています。6日は既にいて座の南斗六星あたり。毎日月を探してみるのもいいですよ。
月があってお明るい惑星も西の空に見えています。日の入り後30分くらいの19時には、西の空高さ20度くらいの位置に、金星が見えてきます。暗くなるほどに明るさを増してきます。19時半には、マイナス3.9等の金星が輝きますよ。金星の斜め左方向には木星が見えています。じつは、本日発行のタウンニュース逗子葉山版に木星を火星と間違え手原稿書いてしまって・・・。確認不足でした。
それでは、星座探しを始めましょう。
ぐるっと空を見渡して、あるいは、方角のわかる場所にいるなら北を向いて北斗七星を探しましょう。
この時期、20時くらいの北斗七星は、ひしゃくを逆さまにした向きに見えます。北極星の見つけ方は、わかると思いますが、念のため。
水を汲む部分の端の二つの星の距離を水が出る方、この場合は、下ですね。5倍してみてください。そこにある星が北極星です。これがみつかったら、そちらが北になります。
では、ひしゃくの柄の部分、カーブしてます。そのまま曲線を延ばして行くと、黄色の明るい星があります。うしかい座の1等星のアルクトゥールスです。麦の収穫時期の夕方に空高くで輝くことから、そういう名前がついたそうです。夕方というか日の入りから1時間くらいしたら、空の高いところに輝いて見える感じです。色も収穫時期の黄金のような感じです。うしかい座としては、20時くらいだとアルクトゥールスの北側に横向きに太めのネクタイの様な形に星が並んでいるのが見つかれば、大成功です。
次は、アルクトゥールスから更に曲線を延ばすと、今度は白い星が見つかります。おとめ座のスピカです。真珠星とも呼ばれます。スピカは農業の女神デーメテールが持っている麦の穂の先に輝いていて、意味は「尖ったもの」。麦の穂はノギがとがっていますので。
更に曲線を延ばすとこぶりな台形が見つかります。からす座です。カラスの姿には見えませんが、ウソをついたカラスが神さまに銀の鋲で、夜空にはり付けにされた姿というお話しがあります。スピカまでを「春の大曲線」と呼びますが、更に延ばせば、からす座まで見つけることができます。
からす座からずっと上の方に明るい星が見つかります。2等星ですがデネボラというしし座の尻尾の先の星です。実は、この辺りに、おとめ座の頭があります。
デネボラから西の方にハテナマークを反転した形に星が並んでいます。コレが「ししの大鎌」です。はてなの丸い部分がししの頭。おおがまなのでマグロのかまと同じに思っちゃうかもしれませんが、違います。西洋の草刈り鎌の形をしているからです。ハテナマーク尾下の点のところにあるのが、1等星のレグルスです。しし座は、この時期、顔を西に向けて横向きに見えます。
尻尾のデネボラとスピカとアルクトゥールスで、「春の大三角」です。
今頃だと、西の空に木星が赤来る見えていますがその上に2つ並んだ明るい星、ふたご座のカストルとポルックスがあります。東側(左)が1等星のポルックスですが、レグルスとポルックスをむすんで真ん中あたりを双眼鏡で覗いてみてください。プレセペ星団という星の集まりが見られます。そう、かにみそ星団です!
しし座の頭の先の下辺りから、からす座の下を通って、おとめ座の足下くらいまでの長い星座は、うみへび座です。88星座の中で一番長い星座。なので、背中にはからす座、コップ座、ろくぶんぎ座が乗っています!
うみへびの心臓の星アルファルドは2等星ですが、まわりに目立つ星が無いので、探すことができるかもしれませんね。そんなアルファルドの意味は「孤独なもの」。しし座のレグルスから下に下がっていくと見つかる2等星です。色はオレンジがかっています。
2026/5/6↓↓↓↓







