2026-7-10 金

SSF Explorer 第119回 7月10日「海水浴を安全に楽しむためのポイント」

夏になりましたね。

急に気温が上がっていますが、熱中症対策なさっていますか?

熱中症は室内でも起こりますので、こまめな水分補給を忘れずに!

今日のライフセーバー電話インタビューは逗子海岸、逗子サーフライフセービングクラブ監視長男沢壮真さんにお話を伺いました。

今週7月7日は、逗子海岸で津波避難訓練も行われました。

この週末は台風のうねりも心配です。逗子・葉山は全海岸で子供用ライフジャケットの無料貸し出しを行っています。

また、何かわからないことが有ったらライフセーバーの監視所で聞いてみてくださいね。

男沢さんは7月号の広報ずしにも出ています。

横須賀海上保安部佐藤さん(左)と坂本さん(右)

そして今日は、夏休みを前に「海水浴を安全に楽しむためのポイント」を

海上保安庁横須賀海上保安部交通課安全対策係 坂本純一さんにお話を伺いました。

1.【 海水浴場の開設について】
7月に入ると多くの海水浴場が開設され始めます。
現在のところ、7月1日から順次、海開きが行われ、いよいよ本格的な夏がやってくる時期となりました。
近年のマリンレジャー人気も相まって、多くの方が海水浴に出かけることが増えると思います。
そこで私からは、海水浴を安全に楽しむためのポイントをいくつかお話させていただきます。
まず、海水浴で一番大切なことは、開設された海水浴場に行くことです。
開設された海水浴場には、監視員やライフセイバーが配置されていますので、万が一事故が発生しても、迅速に対応することができます
また、水難事故だけでなく、クラゲに刺された場合や熱中症等に対しても応急手当を受けることができます。
さらに開設されている海水浴場では、安全管理の一環として、条例で定められている遊泳区域を示すブイやネット等が設置されており、水上オートバイやサーフィンなどの他のレジャーとの接近や事故の防止を図っています。

2.【 海水浴場以外の場所について】
では、海水浴場以外の場所はどうでしょう。
遊泳中の事故で一番多い事故は、溺れる事故と浮き輪などを使用中に沖に流される事故が全体の9 割を占めています。
この事故の多くは、海水浴場以外の場所で起きています。
海水浴場以外の場所は、
・ライフセーバーのような配置がなく、救助体制が整っていないこと
・遊泳区域の設定がなく、他のレジャーと接近する可能性があること
・岩場や潮の流れが急だったり、急に深くなる場所があること
などから、事故に遭う可能性が高くなりますので、海水浴場以外の場所での遊泳は、避けるようお願いいたします。

3.【 海水浴場での飲酒について】
さて、先ほど開設された海水浴場での遊泳をお話させていただきました。
そこで、開設された海水浴場でも注意していただきたいことがあります。
海水浴場には、海の家などでお食事がてらにお酒を飲まれる方も多くいらっしゃると思います。
私からお伝えしたいことは、「お酒を飲んだら、泳がない」です。
ご存じの方も多いと思いますが、お酒を飲むと、血中アルコール濃度が高くなるため、中枢神経が麻痺して、「運動機能」「認知能力」「状況判断能力」などが低下してしまいます。
ですので、その状態で海に入ると溺れる危険性が非常に高くなってしまいます。
自分はお酒に強いから大丈夫、少ししか飲んでいないから大丈夫。
と考えてしまうこともあるかと思いますが、海辺は強い紫外線や高い気温により普段よりも汗をかきやすく、体内の水分が不足することで、普段よりお酒が吸収されて、酔いやすくなると言われています。
飲酒状態での海浜事故や死亡事故が毎年報告されていますので、
自分は大丈夫と過信せず、飲酒をしたら海に入らない選択をお願いいたします。

4.【 子供の事故防止について】
最後に子供の事故防止について、保護者の方にお願いがございます。

統計上、子供の水難事故は発生件数に対して死亡する確率が多いので、注意をして頂きたいです。
・常に子供から離れない。手の届く範囲で見守ること。(目を離したすきに、浮き輪ごとひっくり返ったり、引き波で沖に流されることがあります。)
・沖に向かって風が吹いているとき、浮き輪等の利用は控えること。
沖に流される可能性があります。
万一、子供が流された場合、ライフセーバーに助けを求めること。
慌てて自分で追いかけ、保護者が溺れてしまう事故もあります。
まとめ
・ライフセーバーや監視員がいる管理された海水浴場で泳ぐ
・お酒を飲んだら泳がない
・保護者は常に子供に手の届く場所にいる


事故防止の注意点を守れば、海は決して怖い場所ではありません。
海で楽しい思い出を、たくさん作ってください。