2018-5-25 金

5月25日OA

◆毎月最終金曜日は「臺さんの美味しい戯言」臺佳彦さん。

 

 

◆「星空リビング」プラネタリウムプランナーのかわいじゅんこ先生。

昨日は月がきれいでしたね。

これからしばらく、月と惑星の競演が見られます。

27日()は、月と木星、31日は、月と土星。こういう時に天体望遠鏡があると楽しいんですよ!

 

さて、昨日から月はおとめ座にいます。

おとめ座は、全天の星座で2番目に大きな星座なので、24日から26日までおとめ座を通ります。23日も27日もおとめ座からチョット出ているだけなのですが。

この大きなおとめ座は、農業の女神デーメテールの姿と言われています。

デーメテールには、ペルセフォネーという美しい一人娘がいました。彼女の美しさに冥界の王ハデスは恋をします。どうしても妻になって欲しいのですが、冥界にお嫁に行くことは、本人も母であるデーメテールも嫌でした。悩んだハデスはゼウスに相談。すると、奪ってしまえばいいのだ、と恐ろしい答え。

ハデスは、ペルセフォネーを略奪します。デーメテールは嘆き悲しみふさぎこみます。

天岩戸のように洞窟にこもってしまったのです。すると、地上の農作物や草木までもが枯れてしまいました。これでは、人間も神様も困ってしまいます。ゼウスは、自分で言ったことなのに、やはりペルセフォネーを帰してやれと、ハデスに言います。素直にいうことを聞いてハデスは、ペルセフォネーを地上に送ります。最後に、のどが渇いたら食べてとザクロを手渡します。ペルセフォネーがようやく地上にたどり着き母との涙の再会を果たし、めでたしめでたし・・・と思ったら、ペルセフォネーは途中でザクロを3粒食べていました。冥界の食べ物を食べたものは冥界で暮らさなければなりません。結局、ペルセフォネーは1年のうちの3か月間だけ、ハデスのもとで暮らさないといけなくなりました。その3か月間、デーメテールがまた、洞窟にこもってしまうので、草木も枯れ、農作物も育ちません。

これが、「冬」のはじまりです。「春」を代表する女神は、冬を作りだしてしまったのです。