2019-2-6 水

キルギスでシニア海外ボランティア活動!松田信治さん

偶数月の第1水曜日は「シニアの挑戦!」今回はJICAシニア海外ボランティアとして2011年~2013年にキルギスで視覚障害者の自立支援を行った松田信治さんをお迎えしました。NPO法人「シニアボランティア経験を活かす会」の副理事でもいらっしゃいます。

          

松田さんがお召しになっているのはキルギスの衣装。講演をするときはいつもこの装いだそうです。キルギスの国旗もお持ちくださいました。キルギスというと、あまりなじみがないように思いますが 大の親日国家。顔は日本人そっくりで キルギスでは「魚が好きな民族が東に渡って日本人になった。肉の好きな民族が西に渡ってキルギス人になった」」という言い伝えがあり、キルギスの人はみんなそれを信じているそうです。

松田さんの職種は「視覚障害者指導」 日本で行なってきた伴走練習会を立ち上げ 障害者の方々が走る活動を2年間行いました。そのなかで「キルギスで初めてのマラソン大会の立ち上げを支援し、視覚障害の方が毎年20人以上参加する支援をおこないました。また 日本では当たり前になっている音声図書、デイジー図書をキルギスで初めて作り 視覚障害の方に供給しました。

キルギスに派遣されて3ヶ月めにグルムさんという全盲の歌手に出会ったというお話は 感動いたしました。

「日本で日本の歌を歌いたい!」というグリムさんにたまたま持っていた、中島みゆきの「地上の星」と「ヘッドライト テールライト」の2曲がありプレゼントし、3週間後「松田さん聴いてほしい」と言われ彼女のアパートで聴いた時、耳で聞いた歌詞を点字で打って、それを読みながら 歌っていました。その澄んだ歌声、日本人にはない声質に度肝を抜かれ、この才能を伸ばしてあげたい!と彼女に歌ってもらう機会を設け、日本大使館主催の「日本とキルギス友好20周年記念式典」で歌うことが出来 その後毎年日本でもコンサートを行なっています。さらに日本テレビの「のど自慢THEワールド」では見事優勝もしています。まさに彼女の活躍は日本とキルギスの架け橋ですね。

番組でもグルムさんの歌う「もしも私の目が見えたなら」をお聴きいただきました。美しい声と日本語です。リスナーさんからも「素敵な歌、声も綺麗ですね」「素敵な歌声にうるうるしました」とツイート。私もうるっとしました・・

最後に松田さん「相手の喜ぶことは 自分の喜び。とことんやることで相手の信頼を得る」と。

NPO法人シニアボランティア経験を活かす会のHPコチラ