2019-4-16 火

葉山芸術祭実行委員会・清水衣里さん&「わいわい和歌ワンダーランド」和歌DJウッチー

葉山町提供「わっしょい!葉山」ゲストは葉山芸術祭実行委員会広報担当の清水衣里さん

                

今年も開催!第27回葉山芸術祭は4月27日~5月19日 。芸術祭期間中は 街のあちこちでオープンハウススタイルの展覧会・アートイベント「参加企画」が 開催されます。今年度の企画数は昨年に比べてさらにアップして110企画。主催・共催企画をあわせると130近くにもなるそうですよ。

みどころはいろいろありますが 主催イベントから 竹あかり×「影絵と音楽」講演×葉山しおさい公園 をご紹介いただきました。

今年の竹あかりの点灯は4月27日~28日が葉山芸術祭、29日~5月1日が改元奉祝実行委員会との共催となります。この期間中は公園 の入場料は無料。点灯は18時半から20時半。竹あかりワークショップは4月27日と28日。影絵と音楽公演は28日。

                

        ↑ガイドブックの表紙は先日ゲスト出演していただいた版画家・安藤真司さんの作品から葉山のとんぼです。

さらにガイドツアーに参加してみませんか? 美しさを目指し、身体・指先を使って暮らす、自然の恵みに目を向ける、使い捨てない・・葉山にはそんな考えの人たちがたくさん集まっていて、それぞれの活動をしています。そうした葉山の文化が継続する様を知っていただくために、今年の葉山芸術祭は5つのグループと共同で、普段はいけない場所や出会えない人、一見ではわからない、葉山で生まれる“モノ”や“コト”に触れられる5つのツアーを用意しました。

今年も多彩な企画が盛りだくさんなので 無料のガイドブックやHPをご覧ください。ボランティアさんも募集中!

 

さて先月から3回シリーズでお送りしている「わいわい和歌ワンダーランド」和歌DJウッチーこと内田かつひろさんにお話いただいております。

新元号が「令和」に決まりましたが、これが万葉集の梅花の宴からの出典だっということで、いま和歌に注目が集まっています。今日は万葉集について簡単に教えていただきました。

                

 万葉集は古墳で有名な仁徳天皇の時代から大伴家持まで、およそ400年くらいの間の人の歌が詠まれた歌集です。有名な話ですが、天皇からそれこそ乞食まで様々な人の歌が訳4500首も採られています。 この歌集の特徴を一言でいうと、玉石混交です。

様々な時代、人の歌があるのですが、古今和歌集と比べると明確な部立てもなく、長歌や短歌、旋頭歌と歌の形式もバラバラ、写実的な歌もあれば観念的な歌もあるなど、まとまりがありません。でも逆に言うとこれが万葉集の魅力だと言えます。 ちなみに現代短歌にもつながる明治以後の歌人達は万葉集にみられる写実的、生活的な歌風を目指して歌を作ってきました。

大伴旅人の歌をご紹介いただきました。

「わが園(その)に梅の花散るひさかたの天(あめ)より雪の流れ来るかも」(大伴旅人)

「中々に人とあらずは酒壺に なりてしかも酒に染みなむ」(大伴旅人)

内田さんは 小笠原学園で「万葉集の和歌と筆遊び」という講座を担当されています。

詳しくはHPコチラ