2019-5-10 金

Daily Zushi-Hayama Friday 5月10日OA

◆「星空リビング」プラネタリウムプランナーかわいじゅんこ先生

10連休のゴールデンウィークはいかがでしたか???

5月6日には「立夏」となりましたね。夏のはじまりですが、星空はどうでしょう?

5月2日、久しぶりの材木座海岸での「星ヨガ」は天気にも恵まれ、気持ちの良い夜になりました。夜になって薄雲がかかりましたが、ふたご座のカストルとポルックス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウス、と冬のダイアモンドを彩る星たちが見えました。更に東の空にはうしかい座のアルクトゥールスとおとめ座のスピカ、しし座のデネボラという春の大三角も。ちょうど、星ヨガで星空を見上げていた20時頃は、冬のダイアモンドと春のダイアモンドが見える時間帯だったのです。ダブルのダイアモンドはこの時期ならではです。

それでも、夜空は確実に春を迎えていて、日没後、北の空に見える北斗七星が水を汲む部分を逆さまにした形に見えると、そろそろ「梅雨かな?」と思わされます。

まるで、水を天からまいているような形に見えるからです。

北斗七星を見つけたら、やってみたいことは、北極星を見つけることです。

小学生のときに習ったこの方法は、万が一どこかで遭難したときに使える!と思うのですが、人生そうそう、そのような場面に遭遇することはありません。でも、北極星を見つけられると、なんだかうれしいのです。そのうれしさは、心の中でガッツポーズしてしまうほど。更に、この北極星を見つけたら、地平線からの高さを測ってみましょう。片方のこぶしを縦にして腕を目いっぱい伸ばして、こぶしを目線の高さに持ってきます。

そこから、縦のこぶしを重ねていきます。一つのこぶしの高さが約10度です。自分が見ている北極星が何度のところにあるのか?これは自分が今、地球上のどこにいるのか?を教えてくれます。いわゆる北緯です。私たちは今、の北緯35度にいるので、こぶし3つと半分のところに、北極星があるはずです。

これを実際に、自宅の近くでやってみて確認して、今度、旅行に行ったときなどにまたやってみてください。北海道や沖縄等長い日本列島の北や南に行くと、自分の住んでいる場所の緯度と随分違うことに驚きますよ。