2019-12-6 金

Daily Zushi-Hayama Friday 12月6日 OA

◆Love The Beach 環境活動家でプロダイバーの武本武本 匡弘さん。

◆「星空リビング」プラネタリウムプランナーかわいじゅんこ先生。

おととい、石垣から戻ってきました。

まだまだ、20度を超える日々で、ぬくぬくと過ごしておりました。

天気は晴れたり曇ったりでしたが、星空を楽しんだ夜は、流れ星も見られてラッキー!

それにしても久々に見た石垣の北極星の低いこと低いこと。

今、石垣では、早朝明るくなる直前に「みなみじゅうじ座」を見ることができます。ただし、水平線ギリギリのところなので、雲があったり、水蒸気などでなかなか全部を見ることは難しいかもしれませんが。12月から6月までが、南十字を見ることができるのです。

今回は、早起きができなくて見られませんでしたが・・・。

朝、明るくなるのが遅いので、ついついゆっくり寝てしまうんです。ちなみに、日の出は7時過ぎですから。

石垣ならではの星もあります。それは、「秋の一つ星」ならぬ「秋の二つ星」と私が勝手に呼んでいる「アケルナル」という1等星。この星は、「エリダヌス座」という川の星座の南の端にあります。北の端はオリオンの左足先にあります。秋の一つ星といえば、みなみのうお座の「フォーマルウト」ですが、これは、北緯が35度くらいのところの話です。石垣まで行くと、このフォーマルハウトは私たちが普段見る北極星よりもチョット高い位置にあります。

アケルナルを探したい場合は、オリオン座の三ツ星が立てになって昇り始めたころに、ちょうど南の空にあります。高さはこぶし一つ分くらい。

【エリダヌス座の神話】パエトンは人間の母に育てられてたが、父親がアポロンであることを友だちに信じてもらえず,アポロンの神殿を訪ねる。アポロンは遠くからやってきた息子を温かく迎え「何でも望みを叶えてあげよう」と言ってしまう。するとパエトンは,こともあろうに毎日アポロンが御している4頭立ての太陽の馬車を1日だけ御させて欲しいと頼む。太陽の馬車が通る黄道には獅子やサソリなどの怖い動物が待ちかまえているうえ,決して道から逸れることは許さない。アポロンは思いとどまらせようとしたが,パエトンは聞き入れず,アポロンも約束を破るわけにいかず,渋々ながら承諾することになる。
 ところが,案の定,馬たちは馬車の乗り手がアポロンでないことをすぐに悟り,勝手気ままに走り出す始末。しかも,高さに目がくらんだフェアトンはまともに御すこともできず、道を外れた太陽の馬車は,地上を燃やし、川を干上がらせ,それを見かねたゼウスは馬車へ向かって雷電の矢を放ち、パエトンはエリダヌス河へ落ちて死んでしまう。パエトンのために4頭の馬を馬車へ繋いでくれた彼の姉妹たちはエリダヌス河の畔でいつまでも泣き続け,やがてとうとうポプラの木に変わってしまった。
 彼女たちが河に落とした涙は琥珀になったと伝えられ,琥珀を産出するポー川の河口がパエトンの落ちた場所であろうと言われてる。

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