2020-3-5 木

てんでんこプロジェクト代表の服部誠さん

今週のモアナサポーターは、本田むつみさん。本日のゲストさんは、 社会福祉士であり、てんでんこプロジェクト代表の服部誠さんです。 

                

てんでんこプロジェクトは、2011年3月11日の 東日本大震災で、釜石の小中学生のほぼ全員が無事だった 「釜石の奇跡」をきっかけに、「つなみてんでんこ」イコール 津波がおきたら自分の命は自分で守り、てんでばらばらに逃げる事の 意識が重要と考え、2018年から活動を行っています。 

活動は大きく分けて2つあり、1つ目は「てんでんこスクール」2つ目は「出張防災教室」です。

てんでんこスクールは、子供たちが中心に活動をする、持ち寄り食材で作る「子ども 防災料理教室」や、地震などの災害や 帰宅困難体験をする「子ども防災遠足」。そして、1泊2日で避難所 体験をする「子ども防災キャンプ」を行っています。

「子ども防災遠足」とは、横浜市にある、市民防災センターで、地震や火災、土砂崩れなどを 体験した後に、帰りは地震を想定し、電車が動いていない設定の上、チーム毎に地図だけを渡し、歩いて目的地まで行ってもらうという 帰宅困難体験をします。「子ども防災キャンプは」実際の避難所に1泊します。1人づつ2リットルのお水を手渡し、そのお水で、防災クッキングや、手を洗ったり、顔を洗ったり 飲み水に使ったり・・・お水の大切さを感じると共に、1日にどのくらい使うものなのかと実感できます。また、山の上へにげる避難訓練 も実施。この防災キャンプは今年も12月に開催予定です。     

詳しくは、てんでんこプロジェクトのHP をご覧下さい。     

またボランティアスタッフも募集していますのでお気軽にお声掛け下 さい。

伝えたいことは・・

命を守る為にまず、「逃げる。」そして「生きる。」という 事です。津波が来たら、すぐの判断で高台へ逃げる。  冒頭に「釜石の奇跡」とお話しましたが、これは十数年に渡る防災教育の賜物であり、日頃の避難訓練を大切にしてきたからこそ、命を守ることができたといわれております。年になって、金沢区や逗子葉山では、津波が来たらすぐに高台へ逃げる事を多くの方々に体験して頂きたく、坂道を駆け上がる「てんで んこ競争」や「復幸ラン」が行われました。   

そしてもうひとつ、「生きる」は、避難後の事となりますが、自分が何ができるのか、生きるために考えることです・・・・。

そんな服部さんにとって湘南の好きなところはどんなところですか

~湘南といってもとても広いのですが、やっぱり地元の逗子海岸が好きですね。

          この時期も泳いでいるとのことですよ。