2020-6-4 木

逗子フェアトレードタウンの会の長坂寿久さん

常にマスク装着は 慣れたものの、ずっとつけていると、暑く、息苦しくなってきます。ホント、熱中症にはくれぐれも注意しましょう。

「逗子は 日本で3番目にフェアトレードタウンとして認定されています。」ということで 今日のゲストは フェアトレード研究の第一人者で、逗子フェアトレードタウンの会共同代表の長坂寿久さん に電話インタビュー。

広報ずし5月号でも特集記事がありましたが、「フェアトレード」とは「公正な取引」。広報ずしの中の長坂さんのコメントで「開発途上国等との取引がフェアでないために生まれた貧困や格差を、フェアな状態を取り戻すことで解消し お互いに幸せになろうよ、という考え方」とあります。

フェアトレードという言葉は知っているけれど、もっと詳しく学びたい、何か行動を起こしたい人へ。フェアトレードの現場で活躍する魅力あふれるゲストを迎え、持続可能な暮らし方について楽しく学び、語り合う、4回の連続講座が開催されます。

                  

第1回の6月27日(土)は、逗子ではまさに老舗の自然食品店として知られ、逗子が誇ってよいお店の一つである、「陰陽洞」店主の福田妙子さんに「もっと知りたいフェアトレードな生き方と食材」のテーマでお話しを伺います。陰陽洞の長年の丁寧な経営と福田さんの生き方をお聞きできる思います。食を通した新しい生き方、地産地消、コロナ禍とコロナ後の生き方についてもきっと伺えると思います。

第2回7月18日(土)は「ファッションとフェアトレード」というテーマで、グローバル・ヴィレッジ代表の胤森なお子さんにお話しを伺います。フェアトレードファッションのリーダーであるピープルツリーでのご経験を基に、ファンションの裏側にある児童労働や過重労働や環境汚染などの厳しい現実と共に、それを解決するアクションについてお話しされる予定です。  

第3回8月22日(土)は「スローな暮らしとフェアトレード」というテーマで、日本を代表する環境運動家のお一人である辻信一さんです。ご自身の「なまけもの倶楽部」の活動と共に、コロナ禍とコロナ後の新しい生き方の意味について、きっとすばらしいお話しを伺うことができると思います。  

第4回9月26日(土)は、「SDGsとフェアトレード」というテーマで、フェアトレード研究者・長坂さんが担当。SDGsについてはすでにみなさま馴染みのある言葉だと思いますが、このへんで整理してみる意味でも、皆さんで一緒に議論し考える場になればと思います。  

場所はいずれも市民交流センターでの面談方式ですが、第1回についてはオンライン(zoom)も同時に行う計画です。ご自宅からの参加もできますので、ご検討、ご期待ください。

なお、 市役所市民協働課へ-市ホームページから申込み、または  電話:046-872-8156(直通)、FAX:046-873-4520へ

第1回講座は 交流センター会議室での面談方式と共に、オンライン(zoom)によるご自宅からの参加の両方で開催いたします。オンライン方式をご自宅でお試しになるのもいいかと思います。

参加費は、面談方式は資料代として500円いただきます。会場でお支払いください。また、オンライン方式は、今回は無料としました。

そして7月は「フェアトレードX地産地消 ランチ・キャンペーン」を行います。5月は世界フェアトレード月間となっていて、世界中で、そして日本国内でもさまざまなイベントなどが行われるのですが、コロナ・パンデミックのため、7月実施へ延期しました。 7月は、逗子がフェアトレードタウンに認定された記念すべき月で、毎年逗子海岸で記念行事のイベントを行ってきましたが、今年は認定4周年として、この「フェアトレードX地産地消費 ランチ・キャンペーンを行います。7月1日から31日までの1カ月間です。

これは去年、市内のレストランの方々にご協力をいただいて、提供されているメニューの一つに、フェアトレード食品を1品目以上使っていただくランチメニューを提供していただくもので、昨年は15店にご協力をいただき、非常に好評でしたので、今年はさらに強化して、フェアトレード品目だけではなく、地産地消の食材も1品目以上使っていただいたランチメニューを提供していただくものです。  すでに17店以上のレストランからご協力をいただくことなっております。コロナ禍の行方が心配ですが、ご協力店は市やフェアトレードタウンの会のサイトに掲示されております。ご協力店舗マップも掲載していますのでご利用ください。 また、店頭にはご協力をお知らせする「ステッカー」を表示していますので、ご覧になりましたらぜひお立ち寄りください。

さらに、「逗子珈琲」リニューアルプロジェクトを企画。これまで東ティモールのフェアトレードコーヒーを中心にして焙煎したフェアトレードの「逗子珈琲」を会で開発し、販売し大好評ですが、すでに5年たちますので、私たちの会としてのコーヒー販売のあり方の見直しを行いたいと思っています。そこで「広報ずし」5月号にフェアトレード特集号にて、一緒に考えて下さる市民の方を募集したところすでに10名ほどの方が集まってくださいました。当面は面談による会議ができませんが、コロナが落ち着きましたらできるだけ早く参集し、検討を始めたいとのこと。販売を楽しみに待ちたいですね。