2020-8-12 水

「逗子アートフィルム 現代美術オンライン特別講義」沖啓介さんと仲本拡史さん

熱中症に警戒!とともに 大気の状態が不安定で 逗子でも雷を伴う大雨の恐れがあるという予報です。

今日のゲストコーナーでは 「逗子アートフィルム 現代美術オンライン特別講義」について 、講師のアーティストで東京造形大学特任教員の沖啓介さんにお電話インタビュー。そして企画者で当日は司会進行をつとめる映像作家の仲本拡史さん をスタジオにお迎えしました。

                   

逗子アートフェスティバル2020開催の前におこなう企画の目的として、何よりも現代美術の映像表現には、様々な面白さがあるんだ、ということを知ってほしいと仲本さんは話します。逗子アートフィルムで取り上げるのは、普段の生活では見る機会のないものばかり。現代美術というと難しく感じる人もいるかもしれませんが 、直観的に楽しめるものもたくさんあります。その背景を知ればさらに面白くなってきます。逗子にそうした芸術に親しむ場所を作っていきたいとお話くださいました。

講師は エレクトロニク・アート、メディアデザイン、電子音楽、映像などの分野で、国際的に活躍するアーティストの沖啓介さん。沖さんについて、仲本さんは「アーティストとして本当にさまざまな活動をされていますが、とても自由で、風のような人、風の谷のナウシカのユパ様みたいな人」と。お電話でのトークもソフトでわかりやすかったですよ。

逗子アートフィルム 沖啓介 現代美術オンライン特別講義 「ウェットウェア、ドライウェア」 講師:沖 啓介(アーティスト・東京造形大特任教授) 司会:仲本 拡史(映像作家)※配信は逗子の映画館、シネマ・アミーゴから行います。沖さんの目線で現代美術を知ることが出来るまたとない機会です!

                      

第1回「ウェットウェア、ドライウェア」 ウェットウェア:自然脳による生物システム ドライウェア:人工能による機械システム フィルムは液体を通す化学処理で表現する濡れたメディア、ビデオは映像を記憶媒体にデータとして記録する乾いたメディア。 映画誕生前史には生物的な観察が重要な役割を持ち、映画表現の受容と解釈には、脳と知覚の理解が必要。 フィルムのノイズは、フィルム面を傷つけるスクラッチ、磁気媒体のノイズは、伝達系のトラブルによるグリッチ。実験映画、ミュージック・ビデオ、グリッチ・アートでの映像ノイズ表現、日本文化に見られるノイズ嗜好などを検証し、われわれはなぜ認識エラー、システムエラーにつながるノイズに惹かれるかを考察します。

8月22日(土) 20:30~22:00 料金:各回 1500円 販売期間:当日19時まで    アーカイブ視聴期間:1週間

申込み方法:Peatixで 逗子アートフィルムと検索してください。逗子アートフェスティバルのFacebookでも大丈夫です。アーカイブについては購入された方に 後日リンクをお送りさせていただきます。

第2回「アートが神経を持ったら」 8月29日(土) 20:00~21:30

第3回「月は最古のテレビ」 9月5日(土)20:00~21:30