2020-11-3 火

てんでんこ逗葉と金沢区災害ボランティアネットワーク

穏やかな文化の日。

葉山町提供「わっしょい!葉山」では てんでんこ逗葉 の服部誠さんと 千葉綾さん、 金沢区災害ボランティアネットワークの関美英 さんをゲストにお迎えしました。

                

てんでんこ逗葉とは 逗子葉山の災害・防災ボランティア仲間で、子ども向けの防災教育の取り組みを行っているボランティアグループです。 逗子災害ボラバスターズ、葉山災害ボランティアネットワークの有志が、昨年度に集まって発足しました。 昨年度は、葉山の玉蔵院を会場に、キッズ防災キャンプを初開催し、たくさんの子ども達とお寺に泊まる避難所の体験と様々な楽しみながらできる防災の体験を行いました。

岩手に伝わる言葉で、自分の命を自分で守る「津波てんでんこ」という言葉があります。 東日本大震災から得た教訓とこの「てんでんこ」という言葉を、子どものころから心に定着していくようにすること、子どもの取り組みには大人も関わるので大人も一緒に学ぶこと、そしていざというときに助け合える地域を一緒に育てていくこと、そのことを目的に活動をしています。

今年度は 11月から計3回の「キッズ防災ピクニック」という企画が決まりました。

                   

お隣の金沢区災害ボランティアネットワークで以前から取り組みをしていた防災教育プログラムの内容をヒントに一緒に企画を行い、同じ繋がっている地域として、金沢区・逗子市・葉山町の災害ボランティアの合同の取り組みとして、今回企画をしています。

①11月23日(月・祝)8時45分~15時のファーストピクニック”防災センターでぐらぐら体験”は、横浜駅にある「横浜市市民防災センター」に行き、地震体験や、様々な災害と防災の体験を行います。その後は、帰宅困難者体験として、防災センターから京急戸部駅まで子ども達だけでたどり着けるかをチャレンジする取り組みを行います。

   申し込みは11月15日まで 

②1月11日のセカンドピクニックは、昨年の台風15号19号で大きな被害のあった、横浜市金沢区の福浦地区・幸浦地区に行く遠足です。 福浦幸浦地区では、10メートルの高潮高波被害があったとされ、約500社が浸水被害に見舞われました。 関さんの所属する金沢区災害ボランティアネットワークで、昨年の被害で、この地域での災害支援ボランティア活動の立ち上げと運営にかかわり、昨年は500名以上のボランティアのご参加で、14日間にわたって道路や、多くの会社の片づけを行ったそうです。実際の被災の状況や、被害を受けボランティアで片づけを手伝った企業の訪問、同じく被害を受け私達もお手伝いをした横浜市営のリネツ金沢というプールと入浴施設に行き、お話を伺って、最後はプールで遊ぶという企画をしています。

   申し込みは 12月27日まで

いずれも定員は30名。ご参加ご希望の方は、Eメールで、お申込みください。tendenkozuyou@gmail.com

逗子と葉山の小学校にはチラシを配布。葉山町役場や逗子市民交流センターにもチラシが置いてあります。

またfacebookてんでんこ逗葉で情報をチェック!

最後に・・この3月で、東日本大震災から10年となります。多くの被災地の方々から教わってきたことを、この地域にきちんと反映して、準備をしていくことが、今、私達にできることと思って活動をしています。 「てんでんこ」という言葉、とても大切な言葉で、この言葉に様々なことが集約されていると思います。 皆さんも、ぜひ「てんでんこ」という言葉を覚えて、広げてもらえたら嬉しいです。