2021-3-26 金

Daily Zushi-Hayama Friday 3月26日OA

◆LOVE THE BEACH プロダイバーで環境活動家の武本匡弘さん。

「珊瑚の悲鳴。珊瑚への恩返し」

武本さんが初めて見た沖縄の海は42年前、沖縄座間味の海。

1998年前後エルニーニョは今世紀最大の現象だった。

98年、沖縄を潜っていた時、真っ白になった珊瑚を目撃。

危機のサインを発していたのが沖縄の珊瑚だった。

水温が異常に高かった。(10月で32度)

当時、珊瑚の白化は沖縄だけでなく世界中に広がっていることを後になって聞いてびっくりした。

白化…瓦礫化して死んでしまう。数十日~1・2ヶ月。

真っ白はまだ死んでしない。

最後の姿は”純白”。悲しいほど美しかった。

この珊瑚の為に何とかしなければ!という思いで武本さんは環境活動家になりました。

8年前、石垣の竹富島から連絡が有り通っている。

コロナで観光客が来ない中で、観光の在り方、コロナの中で沖縄の海を考え、

コロナ明けで観光客が戻った時、海の見せ方を考えたいと相談を持ち掛けられた。

そして、先月、現地に行った際に…素晴らしい珊瑚を見せてもらった。

それは、巨大なコモンシコロ珊瑚。

外周70メートル、高さ12メートルもある。

つい最近発見され、元気に残っていることがわかった。

この珊瑚を見て、もう一度「珊瑚に恩返し」がしたい!と思ったそうです。

武本さんは4月7日から9日、2回目の調査に現地を訪れます。

この機会に、ダイバーもスノーケルが出来る人も含めて参加できるプログラムを考えています。

現地集合。

詳しくはエコストアパパラギのホームページをご覧ください。

石垣島・竹富島サンゴ調査

◆「星空リビング」プラネタリウムプランナーかわいじゅんこ先生

桜山もハイランドも桜がいい感じに咲き始めましたね。
春ですね~。
そこで、今日は、星空に春を見つけようと思います。
最初は、北の空から行きますよ。2122時あたり、北の空を見上げると、皆さんよくご存じの、大きなひしゃく、まるで、天から水をまくように、水を汲む部分を地上に向けています。
七つの星でできているひしゃくの星の並びは、そう「北斗七星」です。

このひしゃくの柄の部分はまっすぐではなく、丸く弧を描いています。その丸みをそのまま伸ばしていくと、一つとても明るい星にぶつかります。これは、うしかい座の1等星、
アルクトゥールス。さらにその線を延ばしていくとアルクトゥールスより少しくらいけど、明るい星があります。コチラは、おとめ座の1等星のスピカです。この、ひしゃくの柄のカーブを伸ばして見つかる星の並びを、「春の大曲線」と言います。
うしかい座は、黄色い星で麦星などとも呼ばれていました。また、スピカは白く輝くので真珠星などという名前もあります。
これが、一つ目の宙の春。
もう一つも、今の、アルクトゥールスとスピカを使います。この二つの星の西側、この時間なら少し上に2等星ですが星があって、3つの星が正三角形に近い三角を作ることができます。この2等星は、しし座の尻尾の星で、デネボラと言います。これかな?と思ったら、それより西側(右側)にハテナマークを鏡で反転させたような形に星が並んでいるのを見つけることができるはず。そこが、しし座の頭から胸にかけての部分になります。
逆に、そのハテナマークを鏡で反転したような形が先に見つかれば、そこから東側()にやや明るい星が見つかれにば、それが、ししの尻尾のデネボラです。
アルクトゥールスとスピカとデネボラで、「春の大三角」となります。二つ目の春です。
そして、この大三角を使います。線対称って覚えてますか???直線を軸にして図形を反転させるという。アルクトゥールスとデネボラを結んだ線を対象軸にして、春の大三角を線対称にします。すると、スピカの反対側に小さな星を見つけることができます。3等星なので、明るい空では、ちょっと難しいかもしれませんが、もしも見つけられたら、それは、りょうけん座のコルカロリという星です。これが加わると、トランプのダイヤの形になります。この大きなダイヤの形を、「春のダイヤモンド」と呼んでいます。
これで3つ目。
宙の春は、たくさんあるので、少しずつ見つけてみてください。