2021-5-13 木

逗子市小坪在住・海藻博士の高橋昭善さん

小雨が降り、昨日までより ひんやりしています。

「海藻博士の標本と板張り自然誌アート」逗子郵便局前の紡氣で開催中。 今日のゲストは 逗子市小坪在住の相模湾海藻研究会主宰で海藻博士の高橋昭善さんです。

                

実は 高橋さんには 14年前にご出演いただき その時も 相模湾海藻研究会主宰、横須賀市自然・人文博物館研究員としてお話うかがいました。

高橋さんは教員時代に海藻のもつ不思議さ、美しさを知り、30歳で研究を始め、その後約50年間研究を続けています。定年後に大学院へ進学し70歳で博士号を取得。

研究内容は 神奈川県沿岸の海藻相の調査(仲間とともに)、ホンダワラ類の気胞、その内部形態の 研究(個人的)です。

                

そしてタウンニュース誌からの依頼により、「逗子・葉山の海藻物語~海藻は海からの贈り物」を22回にわたって連載し、それらをまとめて 冊子「逗子・葉山の海藻物語」が2月に発行されました。

今回の展示は 連載記事とそれにかかわる海藻標本、および文献等の展示となります。

                

海藻でみなさんに伝えたいことは・・

海藻は海からの贈り物、たかが海藻、されど海藻という思いです。

海藻は我々のために種々なる役割(支援)を果たしてくれていること、複雑な海藻の生きざまを知ること、現在神奈川県沿岸には450種もの海藻が記録されていますが 貴重な海藻の姿(海藻の役割・生きざま等)を次世代につなぎたい・・そんな想いをお話くださいました。

小坪産新ワカメやアカモクを最近よく食べているばかりで何も海藻について知らない私ですが、逗子や葉山のみなさんへ「特にアカモク、アラメ、カジメ、ワカメ、ミルの5種類についてはよく知って欲しい」と。

さて16日(日)11時~お話会があります。小坪で採れたばかりの海藻をお持ち下さるとか・・生のピリヒバもご覧にいただけます。(ピリヒバは標本にするとパラパラになってしまうので)

そして自然誌生物学・羽曽部正豪さんによる「板張り自然誌アート」もあわせてお楽しみください。魚類骨格標本も興味深いですよ。

「海藻博士の標本と板張り自然誌アート」は5月26日まで。大人も子ども楽しめます!会場は逗子郵便局前の紡氣。

木曜日定休。14日は臨時休業です。