2021-5-27 木

『NPOパパラギ“海と自然の教室“』代表理事 松本行弘さん

「モアナピープル」今日のゲストは、モアナサポーターの上田香織さんからのご紹介、 『NPOパパラギ“海と自然の教室“』代表理事 松本行弘さん。お電話インタビューでした。

                

『パパラギ“海と自然の教室“』の 母体は、藤沢に本店がある今年35周年を迎える、スキューバダイビングの『パパラギタイビングスクール』です。 そこから「もっと海を好きになろう」をモットーに、1999年にNPO法人として活動を始めたのが『パパラギ“海と自然の教室“』です。 子どものころに、家族と海で遊んで楽しい思い出がある子は、大人になって海の環境を大切にするんじゃないだろうか・・なので、海の面白さや素晴らしさを体験してもらって、もっと海を好きになってもらいたいと考えて設立されました。具体的には、4~6月の大潮の週末に行う「海岸生物観察会」。小さいお子さんも参加可能で、潮だまりで磯の生き物を観察しています。 また、7~9月、伊豆の富戸漁港や城ケ崎で行う「シュノーケリング教室」も。道具の付け方から指導しますので、初心者の方でも安心して参加いただけます。沖縄などでシュノーケリングを行うツアーも企画しています。

「海岸生物観察会」の模様は、WEBマガジン『ママモアナ』の記事でも紹介されています。参加されているお子さんの楽しそうな姿が印象的ですね~

                 

湘南の海の環境の変化について、松本さんが実感されていることうかがいました。

まず、水温が暖かくなったのは体感でも、実際の水温計測でも明らかです。そして、暖かいと育ちにくい海藻が少なくなりました。さらに水温が冷たい冬は冬眠するウニが、一年中活動するようになったので、生えたての海藻を食べてしまうことも要因のひとつです。それに、水温が高いから、冬は南の海に行くはずの魚がここで越冬できるようになっているんですよ。実際に、冬にいないはずの魚を見かけてびっくりすることもあります。 現場で潜っているからこそ分かること、たくさんあります。そういうのを子どもたち、次の世代に伝えていきたい、と。

そんな松本さんにとっての「私の好きな湘南」「お勧めの湘南」はなんでしょう?

~鵠沼海岸です。僕は藤沢北口に住んでいるのですが、自転車で行ける鵠沼海岸は、毎年初日の出を見に行っています。江の島から初日の出、右に富士山。朝日も夕日も見れて、素晴らしいところだなと。ここに引っ越してきたい人が多いのも分かるよなと感じます。 そして生活の中に海があるところに住んでいる人はちょっと違う、湘南の人の独特さ。海の側っていいなと思います。

さて、『NPOパパラギ“海と自然の教室“』さんの詳しい情報は、公式HPまたはfacebookページをご覧ください。活動スケジュール、申し込みも公式HPでできます。 

ママモアナ海岸生物観察会レポートはコチラ