2021-7-22 木

JAMSTEC(海洋研究開発機構)研究員の磯部紀之さん

今日は海の日。

ゲストは JAMSTEC(海洋研究開発機構)研究員の磯部紀之さん 。8月2日に行われる「ジャムステック50周年記念行事 ビーチ×サイエンス企画 オンラインセミナー 行方不明のプラごみを探しています」についてお話いただきました。

                   

磯部さんには 先月「モアナピープル」に ゲスト出演いただきました。 その際・・ 研究部門の一つ、海洋機能利用部門というところに所属。海がプラスチックで汚染されているということが社会全体に知られるようになったが、そのプラスチックによる汚染は、実は暗い海の底、深海にまで及んでいることが、最近わかってきました。現在ジャムステックでは、研究グループの垣根を超えて専門家が集まり、この問題に取り組んでいます・・などうかがいました。

                    

今回のセミナーの目的は 海ごみ(海洋プラスチックごみを含む)は、海の環境を劣化させるため、世界の海で解決すべき問題の1つとして、近年注目されています。しかし、海ごみの数や種類、分布などの情報は十分ではなく、こうした情報を集めて分析する必要があります。また、海の環境にやさしい、海で分解される素材の開発も求められています。そこで、海ごみの問題について私たちがどのようなことができるか、JAMSTECが行なっている取り組みをオンラインセミナーで紹介し、海ごみに関する科学を学んでいただき、日々の活動につなげていただくことを目的としています。

逗子海岸で拾ったごみなどをもとに中高生向けのオンラインセミナー。専門家が分かりやすくお伝えします。子どもから大人まで どなたでも参加OK

まず「ビーチのごみをわけてみよう」ビーチに落ちている海ごみの数と種類を調べるために、アプリで海ごみを記録する方法を紹介します。また、ビーチの砂の中に含まれる直径5ミリメートル以下のマイクロプラスチックの数と種類を調べるために、ふるいを使ってマイクロプラスチックを採取する方法をお伝えします。

「マイクロプラスチックをJAMSTECの分析装置で調べてみよう!」 顕微鏡を使って、砂に含まれるマイクロプラスチックの色や大きさを観察します。 FTIRという分析装置を用いて、マイクロプラスチックの種類を調べます。

「海ごみAI 」海岸の写真から海ごみの種類と量を分析する、海ごみAIの技術を紹介します。

海ごみシミュレーションに必要なこと シミュレーションは本当に海ごみを表しているのでしょうか? “ごみらしさ”を表すための、これまで・現在・将来の取り組みを紹介します。

海洋生分解性素材 海にやさしい素材ってどんなものだろう? 海で分解される素材開発の最前線について紹介します。→ こちらは 磯部 紀之さんのお話

また海の博士に質問タイム!も。 中嶋 亮太(海洋生物環境影響研究センター) 日高 弥子(情報エンジニアリングプログラム(IEP)) 青木 邦弘(アプリケーションラボ(APL)) 磯部 紀之(生物地球化学センター)ほか全員

8月2日(月)13時~15時  参加無料、7月31日までにお申し込み下さい。  ZOOMでの参加。

申し込みはコチラ