2021-10-26 火
「知覚の境界」アーティストの金子幸さんと北川一臣さん
朝方は雨が降っていましたが この時間はすっかり晴れて リスナーさんからきれいな富士山の写真とともにツイートがたくさん・・癒されます。
今日のゲストコーナーでは ただいま開催中の「逗子アートフェスティバル2021」から「知覚の境界」について アーティストの金子幸さん 北川一臣さんにお話いただきました。
音楽、自然の営みと光の現象、森羅万象から得るインスピレーションを元に、平面、立体、映像作品を制作する金子幸さん。2019年にカレイドスコープ(万華鏡という意味)を結成、北川一臣さんと共にアート表現のコンセプトを深め、より多角的な表現を追究、国内外に向けて発信。 東京都による芸術文化活動支援事業「アートにエールを!東京プロジェクト」に於いて制作した、語りx音楽x水彩の動画「絵のない絵本」が採用。2020年ベネチア国際映画祭「スパイの妻」にて美術提供。
相模原にアトリエがあるというお二人がどのようなきっかけで ZAFに初参加することになったという経緯、まさに人とのご縁で繋がって・・という話も興味深かったですね~
会場が決まって 9月半ばから現地でも制作活動が始まりました。相模原から朝早く出発、毎日のように逗子に通う日々だったそうです。出来上がるまで何回泣いたか~と金子さん。
私もうかがいましたが ぜひ!多くの方に観ていただきたいですね~
「知覚の境界」知覚情報から認識に至るまでを表現したインスタレーションです。
1階の作品
20センチ四方のパルプ紙1万6千枚を貼り合わせて出来上がったヒト型。高さ180センチほど
2階の作品
染色されたパルプ紙 720枚が使用、全長4mの絵画、高さ1m30cm、
金子さん自分史上最大。
今回のテーマ「知覚の境界」とは? 認知へと至る少し手前。可能性が膨らみ収束するタイミング。 新たなものに触れ、不安や期待、好奇心等が刺激される瞬間、意識内では知覚の境界が存在します。 多様性が豊かに広がる社会では、たとえ結果や物事が同じ事でも、その結果に行き着くまでの過程が無数の個性を生み出します。 この過程に意識を集中させることこそが、我々の持つ知覚の境界に存在するグラデーションを覗き込むことなのではないでしょうか。 知覚から認知に至る過程。 複合的な知覚が混ざり合い、認知へと意識に表現されます。 金子幸の作品は、この知覚が認知に至るまでの知覚のグラデーションにあります。
番組内では 金子さんがアートを学ばれたフランスで影響を受けたピアソラからCalambreをお届けしました。
<知覚の境界>Kaleidoscope 北川一臣・金子幸
開催 は 10月29日(金)、30日(土)、31日(日)、11月1日(月)、5日(金)、6日(土) 時間: 11:00 – 16:00
開場は 逗子市沼間4−11−22 JR東逗子駅より徒歩14分 改札口を出て 反対側の踏切を渡り右折、線路に沿って進みかぐのみ幼稚園を過ぎ さらに道沿いを進み、ZAF2021の表示(QRコードがついた)を見つけたら左に入ります。
最後に「アートがわからない?という方も ぜひお越しいただいてそのままたくさん感じとって一緒に共有しコミュニケーションを楽しめたら」とお話くださいました。
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