2021-12-10 金

Pachamama LOVE THE BEACH

こんにちは江刺家愛です。

文化人類学者の小川さやかさんのコラムを読んで、食料品の買い方について考えました。

小川さんは、かつてタンザニアに暮らしていらして、ある地域の長屋暮らしをされている人々は、 

その日の分だけ 量り売りで購入されていたとのこと。

毎日、お鍋、空き瓶、コップをもって、お米や粉類、食用油、調味料などを

ご近所のお店で 量り売りで売ってもらっていたそう。

それも、その日に使う分だけを。

また、お野菜は腰巻に包んで持ち帰る、お魚は行商の人がバケツに入れて

届けくれるので、余計な容器やプラスチック容器はいらない。

ビンに入ったものを買った際は、後で瓶を店に届けると瓶代が返ってくるので、

皆さんペットボトルや缶いりのものは買わない。

このような生活、このような買い物をされる背景、その日暮らしな訳は、

十分な蓄えが無いからであって、実際皆さんの声を聞けば、

決まったお金が入り、冷蔵庫を持てれば、街中で沢山の食料品を買いたいのが

正直なところ・・・・とのこと。

このコラムを読みまして思ったこと。まず、ビンを返しに行くと瓶代が

返ってくるというのは、日本各地でもありますし、最近は環境意識の高まりで、

呼びかけているお店が増えました。

でも、実際に瓶入りのものを買う率は、それほど上がってはいないのでは?

油やお醤油など、店頭に並ぶのはプラスチック容器のものが大半です。

 

そして、全てをその日の分だけというのは、今の自分の生活からは難しいのが

現実ではあるかとも思いました。

ただ、出来るだけ余計なモノを買わない、買いたくないとは思っています。

出たついでにとか 安いからとの理由で、特別いらなくても、野菜や果物等を

買ってしまっては、冷蔵庫をいっぱいにして、ダメにしてしまい捨てたり、

挙句の果て、冷蔵庫をどんどん大きくしてしまったりして、

まるで地球をいじめているような買い物だなと思いました。

 

この食べ物を買うことへの意識は、豊かさとは何ぞやに

繋がるのではないかと思います。

以前に、昼ごはんのパンを買ってきてと母に頼まれた時、私はその時に

食べる分だけを買って帰りましたら、食パンやデニッシュとか、

後日に食べられるよう、余計に買ってきなさいよ。まったくケチね~と言われ、

これはケチな買い方なのか?と驚きました。

私の考える豊かさとは、いつも新鮮なものがある事。その日に作られたものを

その日に買えることだと思っていたのです。

でも、高齢の両親からしますと、十分にモノが家にある事、ギリギリでなく

ゆとりがある事に豊かさを感じているのだなと、ここに違いがあるなと気づきました。

 

頻繁に買い物に出られるかどうか、時間的なことは大きいと思いますし、

時代背景、経済の影響もあるかと思います。

 

皆さんはどのように思われますか?

買い物から見える豊かさとは?

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