2021-12-23 木

「第九」鎌倉芸術館 事業担当の 佐藤奈々さん

今週のモアナサポーターは本田むつみさん。ゲストは鎌倉芸術館 事業担当の 佐藤奈々さんです。明日、12月24日にオンライン配信される 「第九 2021 特別編」についてお話いただきました。

                

鎌倉芸術館では 開館した事をきっかけに「第九」が始まり、今年で28回目。毎年8月頃から「第九」の合唱団員を募り、今年は、小学2年生のお子さんから最高年齢94歳の方を含め223名の方がエントリ ーして下さいました。中には遠く県外の方や、3世代でご参加され ている方もいらっしゃいます。  

合唱団の他は指揮者に 富澤裕 さんをお迎えし、ソリストの方々と、オーケストラは鎌倉交響楽団 管弦楽79名、そして合唱団223名の皆さんという構成になっています。

なお今年は「第九」をオンライン配信。今の現状 コロナ渦を踏まえ、通常とおりに歌ったり ステージで発表すことが出来かねますので、第九を中止しようではなく、皆さんの声を受けて、「でも、やっぱり、皆で歌いたいよね」と。昨年からオンライン配信へと移行して、歌う側そして聞く側といった双方向の皆さんに「第九」を楽しんで頂けたらと考えた企画です。

                

通常ですと本番までに会館へ25回くらい集まって練習をするのですが、今年は実際に皆が集まっての集合練習というのは2回だけでした。あとは個人練習ということで、練習方法はレッスン動画をユーチューブで全8回程配信をし、今年はドイツ語で歌う為、発音や歌詞の解説、歌の情景や模擬演奏、音取り等、とても丁寧なレッスン動画を合唱指導の先生に作っていただきました。

流れ的には、8月の募集に始まり、9月23日の結団式を経て、各自レッスン動画を見ながらの練習、そして2回の集合練習を経て、11月半ばに本番を迎え、全員が集まり無観客の収録会を行う事ができました。収録当日は指揮者、ソリスト、オーケストラ、合唱団が始めて揃っての収録となり、皆さん正装で臨まれました。通常ですと、全員がステージ側で、観客席を前にしながらの「第九」となるのですが、コロナ渦という事もあり、合唱団は1階と2階の観客席に間隔をとりながら配置され、オーケストラは観客席に背を向けて、いつもと真逆方向に座っての演奏となりました。反響版に向かって演奏する形です。

                

いつもと様変わりの「第九」 全員で奏でた時に音のズレが若干生じたり、想定外なことに 気がついたりと、収録時はドキドキでしたが、参加している皆さんが1つになって皆と一緒に歌い、喜びを噛み締め、わかちあいながら 皆さんの想いを乗せた素晴らしい「第九」になったのではと、佐藤さん。

そして「第九」は明日のお昼12時から ユーチューブにて配信されます!とても楽しみですね。ぜひご覧ください。

鎌倉芸術館「第九」2021 特別編 、鎌倉芸術館「第九」とご検索下さい。また、鎌倉芸術館のホームページには第九の練習模様等もアップされています。

そんな佐藤さんにとっての 好きな湘南とは?

    ~以前逗子に住んでいた頃もありまして、逗子海岸から見える景色が好きですね