2022-1-7 金

Pachamama LOVE THE BEACH

こんにちは江刺家愛です。

昨年2021年の海岸ゴミについて、かながわ海岸美化財団 柱本さんにお聞き致しました内容のご紹介です。

2021年の海岸ゴミは、例年に比べて3割ほど多い年でした。

その理由は、その前の年2020年に河岸ゴミが少なかったことに繋がります。

海岸ゴミの7割は、陸域でポイ捨てされたゴミが、雨が降るとその雨水と共に

川を通じて海岸へと流れてきます。

2020年は台風が上陸しなかった年であり、更に雨が少なかった1年でした。

要は、2020年は陸から海へとゴミを運んでしまう雨が少なかった為、

海へ流れてはこなかったという事。同時に、陸にゴミが溜まり続けたという事にもなります。

そして2021年昨年は、春の嵐や夏の豪雨、秋の大型台風など、非常に雨の多い年でした。

ですので、前年2020年に陸にたまってたゴミが、大雨が降るたびに海へ流れてきたので、結果、海岸ゴミがとても多かったという事。

 

そんな、海岸ゴミが多かった年ではありましたけれども、清掃ボランティアや個人でビーチクリーンをされる方々はとても増えていて、

海の環境やごみ問題への意識の高まりを感じられるとのこと。

これは、コロナ禍の影響もあるのでしょうか、地元意識への高まりや時間が出来た事などが背景にあるのかもしれません。

特に若い方々、10代から20代前半の世代が増えていて、ビーチクリーンを初めてされた子供たちも多く、 

皆さんネットなどからごみ問題や海の環境の変化については知ってはいたけれど、実際に海岸を歩いてその現実を見て、

「プラスチックごみ、細かいごみの多さに驚いた」という声が上がったそうです。

これをきっかけに、皆さんに「ではどうするべきか」「自分たちは何をすべきか」を考えるようになってほしい、と柱本さんは仰っていました。