2022-2-17 木

湘南逗子BBクラブの石渡淑恵さん

「モアナピープル」今週のモアナサポーター、本田むつみさんからのご紹介 、湘南逗子BBクラブの石渡淑恵さんにお電話にてお話いただきました。

湘南逗子BBクラブは つるし雛を手作りして、販売や協力金で集まった お金を寄付する事を目的としているボランティアグループです。BBクラブのBBとは 「ばあばのB級品 」という意味で年齢層も70代~90代 。

2014年から活動をしておりますが、様々な支援や感謝、幸せの願いを込めて皆でつるし雛を作り、出来上がった作品は展示会を通して、時には販売や、また、協力募金として ご寄付を戴き、お礼として つるし雛をプレゼントさせていただきました。これまで3回展示会をしてきましたが 特に3回目は 逗子文化プラザで650点ほど展示。いただいた募金は 福島県相馬市に直接お伺いし東北支援として寄付させていただきました。

                   

そして今回は、2年ぶりに展示会を今週末に予定していましたが コロナの影響により中止。「医療従事者に感謝のつるし雛」というタイトルで 準備を進めてきました。 特に日頃からご尽力を頂いている医療従事者の皆様の勇気に 惜しみない感謝と支援の心として、是非開催したかったので残念・・

今回はつるし雛教室の方の作品も合わせ、つるし雛と七宝まりをメインに、まりは700~800個用意していました。

                  

さてつるし雛と一言で言っても いろんな飾りがあります。縁起物を飾ったつるし雛は上からつり下げ、丸い サークルに6本掛けられています。種類としては1本1本 つるしてあるものもあったり、また、1本が長さ1メートル位あり、その1本に飾りが5~6個 ついています。           

飾りは動物や野菜、果物などたくさん種類はあります。うさぎやおくるみ人形、みかん や お花などすべて つるし雛の謂れとして意味があります。たとえば 「うさぎ」は赤い目に魔除けと身を守る護身、病気を 退治できると言われています。また「七宝まり」は七宝の形を表し、無限に連鎖する円満や財産の意味があり「いつまでもお金に困る事 がないように」とも言われています。      

作り方は・・古い絹の着物をリメイクしてつるし雛を作っています。まず型紙に沿って布を切り、縫い合わせ、綿を入れてと進め て行きます。一つ一つが小さいので綿を詰めるのも、結構難しいそうです。「七宝まり」は山のような栗の形を12個作ってから4個づつ先端をまとめてつなぎとめ、できた3つの固まりを、まりのように丸く組み合わせ、縫いあわせをビーズでとめながら作 っていくそうです。

「どの時代もそうですが、幸せへの願いは共通です。つるし雛に託して皆さんに伝わると良いなと思っています」と石渡さん。

今回の展示は中止となりましたが、実際に見てみたい、欲しいな、気になるな~という方は、逗子市銀座通りにある呉服店「松屋さん」のご協力にて 一部ですが、展示販売しています。ウィンドーにとても華やかに「つるし雛」が飾られています。そしてかわいい「七宝まり」も是非皆さんにご覧頂きたいですねまた、お求め頂いたお代は募金としてお預かりいたします。         

そんな石渡さんにとって 好きな湘南とはどんなところですか?

  ~海あり山あり自然豊かで空気がキレイ。若い方も多く、人がハツラツとし ているところが好きですね