2022-3-25 金

こんにちは江刺家愛です。

リビエラSDGsアクション実行委員会では、SDGsを誰でもわかりやすく、伝え、

考えるために、子どもたちを中心とした「SDGsマンガ大賞」を開催し、

広く作品を募集していました。

そこで逗子、葉山、神奈川県内の小中学校、また都内、県外からも応募があり、

大人も含め、400以上も作品が集まりました。

その作品がリビエラ逗子マリーナにて展示されています。

貧困、飢餓、平和、環境、エネルギー、教育、福祉、ジェンダーといった

SDGsをテーマにマンガ・絵画・レポートなどにして、それぞれの考え、想いを

表現し伝えています。

子どもによる作品、という意識で見に行きますとゲンコツを食らいます。

ひとりひとりの意識の高さ、一つ一つの内容の濃さに驚かされます、

私の印象深かったのは、中学三年生の「世界の砂」を比べたレポート。

砂に興味を持たれて、全国世界の海岸砂を集め、それぞれの地域性、特徴、

そこから見える環境、砂の重要性を実際の砂と共にレポートにまとめています。

海の砂って、こんなにも違いがあり、美しいことに驚きました。

他に子どもらしくほほえましかったのは、「食や貧困」について取り上げている中に、

「残さず食べよう!」と、自分の苦手なものをネタに漫画にしている作品が幾つもありました。

そして、海プラスチック問題について。

海の中のマイクロプラスチックを魚が食べてしまい、その魚を人間が食べて。

その結果プラスチック人間となる、そんな4コマ漫画もありました。

こういった様々な400もの作品の中には、下は5歳の子供の応募もあり、

確かに絵も文字もつたない感じはありますが、でも内容は地球の未来、

自分たちの未来を良くしたい、何とかしたい、守りたい、

そんな思いやアイデア、パワーに満ち溢れています。

会場に来られた大人の方々からは、「すごいね、この年で!」という声が

ありましたけれど、きっと子供たちは大人が思っている以上に、色々な事を考えて、

疑問に思っていて、実はそれを発信したい・きっかけがあれば伝えたいのではないかなと感じました。

主催されているリビエラSDGsアクション実行委員会の方にお聞きしましたところ、

環境への意識やどんな問題に興味があるかについて、地域性がみられるとのこと。

例えば、海の環境について。

海から遠く離れた所で暮らしている子は、海のごみは海で捨てられたものだけでなく、ほとんどが家庭ごみ、

海から離れた所のゴミが、川や道路を通して海岸へたどり着いている、それが海へ入ってしまい、更に遠くへ、

違う国にまで運んでしまう、と言う事を初めて知って、

身近にあるゴミについて考えるきっかけになったそうです。

自分の身の回りのことは全て繋がっている事への気づきになったようです。

この作品展を見て、私達大人がもっと生活の中で子供と環境について考える、

子どもの目を通して取り上げていくことは、大切だなと感じました。

そして、これは子どもたちが作ってくれた教科書だなと思いました。

只今この作品展のデジタルブック作成の為、また今後も活動を広げる為、

クラウドファンディングをされているとのこと。

詳しくは、リビエラSDGsマンガ大賞の公式HPをご覧ください。

作品展は3月27日まで、リビエラ逗子マリーナで開催されています。