2022-6-8 水

「いのちと平和を考える映画祭」逗子・葉山九条の会三羽成子さん

今日は ワールドオーシャンズデー。昨日のデイリーインフォメーションでも紹介しましたが、DE LAMERのビーチクリーン活動が葉山町一色海岸にて 17:00 まで あいにくのお天気ですが どんな様子でしょう?

さて「いのちと平和を考える映画祭」6月10日(金)と11日(土)に 逗子文化プラザなぎさホールで開催! 逗子・葉山九条の会 事務局 三羽成子さんをお迎えしました。

                  

毎年8月にずし平和デーでいろいろな企画が開催されています。 このところは コロナ禍で延期になったりしてきましたが 今日ご紹介いただく 映画祭は 実は一昨年に開催の予定でしたが 今回2022ずし平和デー事前企画として行われます。

まず 逗子・葉山九条の会とは?「九条の会」が2004年、6月10日に日本国憲法第九条の「改正」の動きに警鐘をならし そのくわだてを阻むために発足しました。私たち「逗子・葉山九条の会」はその呼びかけに賛同し2004年11月24日に発足しました。 会員は約200名。活動は 映画会・講演会などを開催、年3回会報を発行、JR逗子駅前で宣伝行動を行っています。一人一人ができることを続けています。

今回の映画祭の大きなテーマは? ロシアがウクライナに侵略を行っている今、「命と平和」の意味をもう一度皆さんと共に考え「命と平和」を守るために私たちは何ができるか考えたいと思います。

                

「荒野に希望の灯をともす」~医師・中村哲の35年間の実践と思案~

             10日の10時30分~と11日の14時~上映

アフガニスタン・パキスタンで35年にわたり病や戦乱、そして干ばつに苦しむ人々に寄り添い命を救い、生きる手助けをしてきた医師・中村哲。最後には干ばつの大地に用水路を建設。その土地は、恵み豊かな緑の土地に変わり、65万人の命を支えている。2019年12月、建設現場に向かう途中凶弾に倒れた。中村医師が命を賭したものは何なのか。彼が遺した文書と記録映像をもとに、現地活動の実践と施策をひもとく。アフガニスタンの人々にとって平和とは1日3回の食事がとれること、家族一緒に故郷で暮らせることなのである。

「ヒロシマへの誓い」―サーロー節子とともにー

             10日の14時~と11日の10時30分~上映

2021年2月核兵器禁止条約が発効!その大きな原動力として世界で最も尊敬される女性の一人となったサーロー節子の原点を探ったドキュメンタリー。13歳で被爆し、その後の人生の大半をカナダで暮らし、核兵器撲滅のための活動を続けるサーロー節子と、広島出身で被爆2世であるニューヨーク在住の竹内道が出会った時からその旅路は始まった。二人は 偶然にも広島女学院の卒業生同志。原爆投下の朝、節子は広島で何を見たのか、その後彼女の人生がどう変わっていったのかが、竹内道の目を通して紐解かれる。「広島・長崎の被爆者の悲願は核兵器の廃絶です。その日が来るのをこの目で見届けるのが、私の願いです」 サーロー節子

三羽さんがご覧になってのご感想をうかがいました。

 「荒野に希望の灯をともす」は、私自身が以前から尊敬していた「中村哲」の生きたあとをたどる作品。小柄な田舎のおじさんのような彼が、生涯の実践を通して「平和」ということを現代の私たちにはっきりと示してくれている。現在の社会は、残念ながら「戦争」を始め様々な人間の命を奪うようなことが蔓延している。そのことへの一つの大きな答えを出してくれていると思う。

 「広島への誓い」私は母のお腹にいるとき、疎開のため東京から九州へ向かう途中で 広島を通過している。広島の前で汽車はとまってしまい、徒歩で汽車が通るところまであるいたそうだ。その間に、無残な遺体を積んだ馬車と何度もすれ違っている。遠くから見ると何が積んであるかわからない。すれ違う時に初めて分かったようだ。手を合わせてすれちがったという。幼いころそのことを母から聞いた私は、「原爆・核兵器」というものに小さいころから恐れを感じていた。時々眠れないことをあった。今、サーローさんの生き方を映像で見ると、自らの被曝に負けず生涯をかけて「核兵器をなくそう」と闘っている彼女に沿ても励まされる。

6月10日(金)11日(土) ①開場10:00 開演10:30 終演12:00 ②開場13:30 開演14:00 終演15:30 会場 なぎさホール 料金 全席自由 700円 (当日受付でお支払いください。)

番組を聴いてリスナーさんからも平和についてのメッセージをいただきました。

最後に「ひとりひとりの命の大切さを一緒に考えていきたい」と三羽さん。