2022-12-6 火

葉山町教育委員でギャラリーディレクター・ 清水衣里さん&逗子市人権擁護委員の大竹ひろ子さん

今朝は寝不足・・という方も多いのでは?

葉山町提供「わっしょい!葉山」 

今週のゲストは葉山町教育委員・ギャラリーディレクター 清水衣里さんです。 

                 

葉山に家を建てて本格的にすみはじめたのが2014年という清水さん。 2020年にセ・ル・ポエムギャラリー部門を立ち上げて、ギャラリーディレクターを勤めていらっしゃるそうです。出産前までは母体であるTOSHIO SHIMIZU ART OFFICEにて、展覧会、パブリックアート、文化事業のコンサルティングを メインに業務を行なっていました。

葉山町の教育委員になられた経緯は・・葉山芸術祭で子どもが参加できるプロジェクトの展開を始めました。かねてより仕事を通して親交があり、葉山芸術祭の活動を見守り協力くださっていた、教育委員を務めていらした神奈川県立近代美術館の水沢館長から後任にとご連絡をいただいたのがきっかけとのこと。   

子どもとアートについては・・それは多様性、好奇心を養うこと、自分の考え、親の考え、先生の考え、国の考えだけで世界はできていないことを知る最初のきっかけが芸術だと思います。 美術、音楽、文芸などさまざまなアートが子どもの世界を広げる力になると思います。

小さい頃からアートにふれることの影響は?アートは特別なものではない。身構えたりせずに身近なものとして感じることができるか。これは人生を広げるために重要な感覚だと思います。『アートはわからない』という大人の方によく出逢いますが、 そうなってしまうのは残念です。わからなくてもいいです。 知りたいなと思う作品やアーティストに出会う機会が必ずあります。 警戒せずに、怖がらずに、自然にアートと向き合うのは子ども時代です。 ぜひ保護者の方には自分は興味がなくても お子さんに芸術に触れる機会を作っていただきたいと思います、と。

これまで企画した中で 東日本大震災で被災した子どもたちとワークショップを行った時の体験もお話くださいました。また町内の小学校を訪問した際は 葉山はものづくりの好きな子が多い、丁寧に作業して 色使いに透明感を感じる・・とも。

今後 葉山で子どもがアートに触れる機会としては 葉山芸術祭2023でもお子様が参加できるプログラムを企画中。これまでも葉山の子どもたち向けに行ってきた町主催の音楽鑑賞会がありますが コロナ禍で開催できないことも・・また復活出来たらいいですね。

葉山町からは葉山町立小中学校において 各校開催の芸術鑑賞会に補助金があるそうです。

これからも町民の方に葉山のアートの環境をぜひ活用してほしいとお話くださいました。

つづいて逗子市提供「ハロー逗子」では逗子市人権擁護委員会の大竹ひろ子さんをお迎えし、「人権週間」についてお話を伺いました。

                 

12月9日(金)に、逗子文化プラザさざなみホールにおいて、午後5時から「人権啓発・教育講演会」を葉山町と合同で開催します。

今年で74回目を迎える「人権週間」。 「人権週間」中は、 「誰かのことじゃない。」を重点目標に、全国で啓発活動が展開されているということです。  皆さんも、この「人権週間」を契機に、「人権」について、もう一度考えてみませんか。