2022-12-20 火

葉山よしのぼりの会 代表 上田紅葉さん

葉山町提供「わっしょい!葉山」今週のゲストは 葉山よしのぼりの会 代表 上田紅葉さんです。 上田紅葉さんは 広報葉山11月号の「葉山とワタシ」で紹介されていましたね・・

              

まず「葉山よしのぼりの会」は 10年前、葉山の川の水質調査のボランティアに参加して この一見どぶ川に見える川の中にびっくりするほどの生命が 生きていることにびっくりして、上田さんが発起人になり、その時 参加されていた主婦の皆さんにお声をかけて始めました。 立ち上げた意図は「地球は人間だけのものではないことを知ってもらいたい。 他の生物との共存がテーマです。川のたくさんの生命と知り合うことで家庭で洗剤の量を少し控えようとか言う意識が芽生えたらと思っています」

「よしのぼり」の名前の由来は? 水質検査の次にそこに生息する生き物検査もあり、そこに参加した時に 高齢の男性たちが皆さん寄ってきて「ああっ懐かしいな、ヨシノボリだ! まだいるんだな」と声を漏らされていて、都会育ちの私はその時そのハゼみたいな 生き物がヨシノボリだとはじめて知りました。 高齢者の皆さんのお話を伺うと子供の頃はタライで川下りをして遊べるほど 清流だったそうです。少しでもその時の川に近づけたらとヨシノボリにしました。

              

会での活動は  現在は年1回(コロナ以前、過去は年2回、5月と9月)、小学生低学年の親子さん対象に 約60名くらいで下山川か森戸川を500メートルくらい歩いて ゴミを拾いつつ、生物を捕獲して、川辺で即席水族館をひらいて自然ガイドの 山田陽治さんに生き物の特徴なでを面白おかしく説明して頂いています。 そのあとリリースしますが… 種類はモクズガニ、ウナギ、ドジョウ、ヨシノボリ、手長エビ、オイカワ他多数… 当日拾ったゴミについての話も、葉山のゴミ拾い隊、隊長の時津彩子さんからお話してもらっています。 終わったら葉山のひより食堂さんお手製のから揚げ弁当を皆さんで 一緒に食べて労をねぎらいます。これはスタッフに主婦が多いゆえの 「たまにはお母さんにらくさせてあげよう」という企画を取り入れた賜物です。

そして会の立ち上げから現在の活動まで、葉山に住むみなさんのご協力のおかげ、大変感謝していますとその思いも語ってくださいました。

上田さんはこの他にも 現在はご自宅で「いろは書塾」という書道教室を 運営して八年目。創作主流の他と少し違う塾です。月曜日と金曜日にお子さんから大人まで参加。

最後に 葉山で育つ子どもたちへ「山海川、自然豊かな葉山で育つお子さんたちには自然の恩恵で私たち人間が 暮らせていることを自然と戯れながら肌で感じて育って欲しいですね」

活動の様子については facebook 葉山よしのぼりの会をチェック!