2023-1-12 木

三浦竹友の会代表・中村力さん

「モアナピープル」本日のモアナサポーター岸田さんからのご紹介!「三浦竹友の会」代表・中村 力さんです。

                

日本では古来、日用生活用品や、農業・漁業用の資材として竹が多く活用されていましたが、 近年、プラスチック製品の普及によって、多くの竹製品が姿を消しました。また1980年代以降、安価な輸入タケノコが急増したため孟宗竹のタケノコ栽培の採算がとれなくなり、さらに栽培農家の高齢化も拍車をかけ、全国的に竹林が放置されるようになり現在に至っています。 「三浦竹友の会」は、放置され無管理状態となっている竹藪を、美しい竹林として再生し、三浦半島の自然を次世代に残そうとの思いで、ボランティアグループとして2003年に結成されました。

設立者は逗子市久木の出口松司氏で、当時横浜市内で活動する市民グループ「日本の竹ファンクラブ」の活動を参考に、三浦半島で同様な活動を展開しようと有志を集め設立したものです。

竹は驚異的な成長力をもち、わずか60日足らずで、親竹と同じ大きさになります。一方寿命は短く5年ほどで枯れはじめます。放置すると過密になり、枯れた竹が倒れ、人を寄せ付けない程すさまじい状態となります。また、地下茎は1年間に6m以上に伸びることがあり隣地への浸蝕も大きな問題となります。 このような竹林を地主に代わって手入れをして美しい竹林に再生する活動を実施しています。

竹林の整備は 逗子市、葉山町、横須賀市、三浦市にある計13か所の竹林の手入れをしています。 活動は7・8月を除く月約1回とし、各竹林毎に年間計画に基づいて活動しています。

参加者は各竹林に任命されたリーダーとサブリーダーの指示に基づき作業を実施いたします。 具体的な作業は枯竹、倒竹の片づけ ・密集竹の間伐 ・親竹の育成 ・隣地との境界付近の竹の皆伐・下草狩り ・タケノコ堀 等  竹細工の製作指導(材料の手配・講師の派遣)を行っています。

竹細工は ミニ門松 ・竹の花入れ ・そば皿 ・竹弓 ・竹とんぼ ・竹馬 ・竹ぽっくりなどです。 後は、1部有料になりますが、竹林内の通路、個人宅に竹垣を設置などおこなっています。

岸田さんによると・・久木小学校でも去年、エコプランターの設置する支柱を作りの協力をお願いさていただきました。500本とても重宝しました。  

現在50名程の会員がいますが、高齢化により縮小せざるをえない状況です。新会員、大募集しております。 竹林整備に関心をもつ人を対象に、「竹林整備体験教室」を開催していますので、 是非お試しで体験しにいらしてください。  

そんな中村さんにとってもお勧めの湘南は?

 ~子安の里を散策しましたが、いいですね。海と山の両方の景観を一度に楽しめるのも魅 力の一つです。

 さて三浦竹友の会の情報は「三浦竹友の会」HPで!

またInstagram、Twitterで公開しています。 興味がある方是非、まずは「竹林整備体験教室」を体験してみてください。