2023-8-11 金

Pachamama LOVE THE BEACH 8/11 onair

こんにちは。

村椿菜文です。

学校の夏休みも半ばに差し掛かりました。

今日は夏休みのお子さんと本を通して環境について語り合ってみませんか、ということで本を3冊ご紹介しました。

まず1冊目は畠山重篤作『人の心に木を植える』です。

畠山重篤さんは宮城県でカキやホタテの養殖業を営む漁師さんです

たくさんの生きものが生息する豊かな海であるために必要なのは、

植物プランクトンや海藻類が豊富であることですが、陸の植物と同様、海の植物の成長に必要な栄養分は鉄なのだそうです。

その鉄を、海の植物が養分として利用できる形にしてくれる働きが、森林にあるそうです。

そのことを知った畠山さんは、漁師でありながら森林の植林活動を始めます。

その後の東日本大震災で大きな被害を受けますが、海はよみがえりました。

この本は小学校中学年以上が対象の読みものです。

森と海のつながりがいかに大切であるかをやさしい語り口で伝える一冊です。

2冊目はアンナ・クレイボーン作『ホット・プラネット』です。

地球の気候変動について書かれていますがイラストや図が多く、文字ばかり並んでいる本が苦手なお子さんにも読みやすいかと思います。

『プラスチック・プラネット』、『リサイクル・プラネット』などシリーズになっていますので、併せて読むのもおすすめです。

3冊目は絵本です。

G,ブライアン カラス作『うみ』です。

こちらは『のはらうた』のシリーズでファンも多い工藤直子さんが日本語訳をしています。

海の大きさ、多様性、自由な動き、人の歴史よりはるかに長い歴史があることを「ぼくはうみだよ」と海の視点から語りかける本です

海を親しく感じることのできる一冊ではないかと思います。

夏休みも後半に差し掛かります。

お子さんと環境について語り合うきっかけになれば嬉しいです。