Pachamama LOVE THE BEACH 8/25 onair

こんにちは。

村椿菜文です。

今日の放送ではクジラのお話をしました。

アメリカ、アラスカ大学の研究で、クジラが地球温暖化の原因のひとつである二酸化炭素を固定できることがわかりました。

CO2を固定できる量はクジラ一頭で数千本の木に相当するそうです。

クジラはあの大きな体で、海の中で森林と同じようにCO2を吸収しているとは、ちょっと驚きでした。

実際に海の中でCO2を大量に吸収しているのは植物性プランクトンです。

この植物性プランクトンをクジラが大量に食べることで、CO2を体内に固定しているのです。

クジラの寿命はだいたい60年くらい。

死後、海底でゆっくりと分解されるその全体で、100年くらいCO2を固定できるということです。

これほど長く大量にCO2を固定できるものは人間の技術では実現できていません。

クジラは今、保護が進んでいますが全盛期の頭数の4分の1ほどにしか回復していません。

クジラの頭数が全盛期の頃に戻ってきたら、もしかしたら地球温暖化を遅らせる近道となるかもしれません。