2024-1-5 金

Pachamama LOVE THE BEACH 1/ 5 onair

こんにちは。

村椿菜文です。

2024年も、環境問題に関する話題や日常でできる小さな工夫などご紹介していきます。

どうぞよろしくお願いします。

この1月にパット・メセニーが来日ツアーを行います。

言わずと知れたジャズギタリストですが、

彼が愛用するギターの制作者として有名なリンダ・マンザーというギター製作家を今回はご紹介しました。

彼女へのインタビューをまとめた『森の中からジャズが聞こえる』という本の中から彼女の言葉をご紹介しています。

木を使ってギターを作る彼女は、自分の仕事が森林伐採につながっていることに葛藤があり、

木を無駄にしてはいけないという意識を強く持っています。

生態系を保護するシステムの中でギターを作りたいと、たくさんの本や記事を読んで勉強したと言います。

木材を買うときには気が咎めるようなものは絶対に買わないという彼女は、

きちんとした産地のものか、合法的に伐採されたものかを調べてくれる団体のメンバーになっています。

使い捨てではなく、長く愛着をもって使えるギターを製作することが木を無駄にしないことにつながると、

誠実に丁寧にギター製作に取り組んでいます。

ギターのこと以外にも、彼女の環境問題に対する思い、危機感などについても語られています。

「ギターを作るという行為を、なるべく気持ちのいい経験にしたいの。前向きで楽しい経験にしたい。

だって私が気持ちよく作れば、買う方も気持ちがいいに決まってる。

私にとってギター作りは100%ポジティブな体験にしたいのよ」

強い意志を持ちながら、矛盾や葛藤を持っていることにも正直に向き合っているリンダ・マンザーでした。

悲観的な話題や危機感をあおるものばかりでなく、ポジティブに感じられる話題をお届けしていきたいなと思っています。

ひとときお耳を貸していただけると嬉しいです。