2024-4-18 木

SSF Explorer 第3回 4月18日OA

都心からおよそ1時間という場所にありながら、海、山や森など、自然に恵まれた環境の逗子・葉山。

そんな素晴らしい場所に住んでいながら、まだまだ知らない自然や場所が沢山あります。

SSFのSはSea 海、2番目のSはStars 星、そしてFは:Forest 森です。

この時間は逗子葉山の自然を知って頂くと共に、愛し、守っていくお話をお送りしたいと思います。この時間のお相手は晋道はるみです。

さて、第3回目の今日はSSでもセーフティ「海の安全」です。

もうすぐGW「事故のないゴールデンウイークを楽しみましょう」横須賀海上保安部交通課 立野巧造(たちのこうぞう)さんにスタジオにお越し頂きお話を伺いました。

今、海上保安庁では、マリンレジャーをする方が増えるのに併せて、春の事故ゼロキャンペーンを実施しています。

 海の救助率向上のために、全てのマリンレジャーに共通して、自己救命策3つの基本を周知しています。

    1つ目、海で浮くための、ライフジャケットの着用、

    2つ目、連絡手段の確保のための、防水パックに入れた携帯電話、

    3つ目、救助を呼ぶための、GPS機能オンで海上保安庁の緊急電話118番。

    海で事故に遭ったとき、無事救助されるための備えです。

      緊急電話を掛けるときGPS機能オンで、というのは何故でしょうか?

      118番は、横浜の指令センターで受けて、救助のための情報を順序だてて聞くのですが、必ず聞くことに、事故の場所があります。携帯電話のGPS機能がオンであれば、緊急電話先に自動で位置情報を伝えてくれます。

      事故者は、自分の位置を正しく伝えられないことがよくあるのですが、GPSの位置情報があれば、救助現場に真っすぐ向かえるので、現場での捜索と救助の時間を大幅に短縮できます。

      ですから、マリンレジャーをするときは、携帯電話を防水パックに入れて、GPS機能をオンにしてから楽しんで欲しいです。

        ただし、マリンレジャーをしているとき、緊急電話を掛けなきゃいけなくなるということでは不味いので、ライフジャケットの着用以外にも、事故に遭わないための準備もお願いしています。

          相模湾では、SUPやサーフィンをしている人が、風で沖に流される事故が多いのですが、事故者の殆どが経験の浅い人で、原因の多くが知識と技量の不足か強い風

          マリンレジャーを安全に楽しむためには、初心者はまずスクールなどで学ぶことがお勧めだそうです。

          また、あらかじめ天気予報を確認しておくことが大切です。

           

          まず、スクールなどで学ぶのを何故勧めるのでしょうか?

          スクールに行った方が早く上達するとは思いますが、安全と関係あるんですか?

          マリンレジャーにはいろいろな種類があって、専用の装備を使うものが多くあります。

          SUPを例に説明すると、ネットでボードやパドルを購入して即海に出た人の中には、パドルの長さが身長に合っていないとか、漕ぐときのパドルの向きが逆になっているということがあります。

          SUPに限らず、マリンレジャーのスクールでは、道具の選び方や使用方法、楽しみ方、海に落ちた時の対処方法など、安全のための注意点を、体験を通して教わることができます。

          マリンレジャーは、潮や風、波などの自然環境の中でするレジャーなので、最初にスクールなどで学んだ方が安全に楽しめます。

          事故の原因の多くが強い風なので、あらかじめ天気予報を確認する、ということですが、注意するポイントはありますか?

           ご存知の方も多いと思いますが、海は陸上より風が強いことが多いです。

          気象庁は、風の予報を陸上と海上と分けて発表しているので、チェックした風の予報が陸上なのか海上なのかを間違えないようにしなければいけません。

          湘南ビーチFMのホームページなどで、海岸にある風向風速計の数値をリアルタイムでチェックできるので、マリンレンジャーに出かける前に、天気予報と比べるのも有効です。

          マリンレジャーを安全に楽しむためには、あらかじめ天気予報を確認、特に風の予報は重要で、天気予報だけでなくインターネットで海岸にある風向風速計の情報を見ることも有効ということです。

          湘南ビーチFMのホームページでは、逗子、葉山(視聴不可?)、三崎の風の情報をライブ配信していますので、是非ご覧ください。

          この他に、安全のために大切なことはありますか?

          天候が 悪化したときは、予報より早かったとしても、早めに切り上げることです。

          SUPやサーフィンの場合だと、風が強くなってきたけど他にもまだしている人がいるからもう少し続けよう、というのはダメです。

          「余所は余所、うちはうち」という言葉がありますが、人それぞれ技量が違います。

          マリンレジャーは、自分の技量で安全に楽しめる環境でしてほしいと思います。

          気温が上がり、海遊びが楽しい季節到来ですが、安全に楽しみましょう!