2018-6-15 金
SHONAN BEACHFM MAGAZINE Vol.50 DRIVING E-MODE
みなさん ご存知ですか?
三菱自動車の「電動DRIVE STATION」。
電動車両(EV・PHEV)の意義であるエネルギーソースの多様性と、外部給電機能がもたらす災害時の価値をテーマとした店舗なのです。
今回は湘南ビーチFMから一番近い、関東三菱自動車販売㈱の戸塚店を取材させて頂いたので、どんな場所だったのかお伝えしたいと思います。
「電動 DRIVE STATION」の特徴の一つは、太陽光発電パネルとV2H機器(電動車両と家をつなぎ、電力を相互に供給することを可能にする機器)を備え、太陽光発電による電動車両への充電と、電動車両から店舗への電力供給を可能としている事です。太陽光発電に余剰電力がある場合には、系統電源(電力会社の電気)と組み合わせて店舗で使用します。
そして停電時でも、電動車両から店舗に最大6000Wの電力を供給することができるそうです。
店舗内には、ライフスタイルコーナーがあり、ここはダイニングルームを模したスペースになっていて、テレビや冷蔵庫、電子レンジなどの電化製品が並んでいます。ここでは、電動車両の外部給電機能がもたらす災害時の価値を2つのデモンストレーションで具体的に体感できます。
一つは、「停電デモンストレーション」。
停電時、一般的な太陽光発電システムでは「停電用コンセント」のみへの電力供給しかできません。また、陽の沈んだ夜間にはそれも利用できなくなります。しかし、電動車両とV2H機器があれば、電動車両から家全体に昼夜を問わず電力を供給することができるのです。
さらに、系統連系型V2H機器の場合、太陽光発電による電力もあわせて使用でき、余剰電力で電動車両に充電をおこなうことも可能なのです。
「停電デモンストレーション」では、ライフスタイルコーナーへの系統電源(電力会社の電気)の供給を止め、停電発生時と同じ状況を作り出します。そして、そのとき電動車両と太陽光発電システムから供給された電力でどのような暮らしを送ることができるのかを体験することができます。
そして、もう一つのデモンストレーションは「1500W体感デモンストレーション」。
三菱自動車の電動車両は、電源供給装置「MiEV power BOX(ミーブ パワーボックス)」や、アウトランダーPHEVの「100V AC電源」を使って、最大1500Wの出力で電化製品に電力を供給することができます。これにより、V2H機器がなくても、停電時に一定の電力を確保することができます。複数の電化製品を様々な組み合わせで動かしながら実際の消費電力を確認し、最大1500Wの能力でどれだけの電化製品を動かすことができるのかを体感できます。
ところで、日本の森林は、国産木材の需要低下や林業離れにより、手入れが行き届かず放置され、荒廃が目立つようになりました。その結果、二酸化炭素の吸収や、雨水を蓄え土砂流出を防ぐなどの、森林が持つ「公益機能」の維持が難しくなっています。森林を活性化するためには、国産木材を積極的に使用し、「植える→育てる→伐採する→使う」という「森林の循環」を実現することが必要なのです。
そこで、三菱自動車はNGOと協働し、山梨県早川町にある『パジェロの森』で、社員ボランティアによる森林の保護・育成活動や、地域との交流に取り組むほか、国産木材の活用に取り組んでいます。
そして、店舗内のキッズコーナーのテーブルや椅子・本棚等は国産木材(山梨県早川町産)で製作し、「森林の循環」への貢献に努めています。
是非、自然材ならではの香りや温もりを実感していただき、木材に対する親しみを深めてください。
また、「エネルギー問題」「防災」をテーマにした絵本を多く取り揃えています。
絵本を通じて親子で考えるきっかけになるかもしれませんね。
そのほか、日本の社会に電動車両が果たす役割を分かりやすく説明するコンテンツや、三菱自動車の最新情報などを大型モニターでご覧いただけるデジタルサイネージを備えています。ここでしかご覧いただけないコンテンツも続々登場予定です。
そしてもちろん 無料のWi-Fiスポットもありますよ。
「電動 DRIVE STATION」では、エネルギーや環境をテーマとしたワークショップや防災イベントの開催、防災に関する取り組みなどの地域情報を自治体と連携して発信する活動等を通じ、地域社会への貢献を目指しているそうです。
いかがでしたか、「電動 DRIVE STATION」。
未来のことを学び考える場所のようですね。
今度の週末 覗いてみてはいかがでしょう。
(立教大学放送研究会)