2018-10-17 水

ライアー奏者・山田晴代さん

午後からは青空が広がってうれしいです。

今日のゲストコーナーでは Wave Concert vol.3〜歌とライアー〜「森への誘い」 について  Wave Concert 実行委員会 でライアー奏者 の 山田晴代さんにお話いただきました。   

            

ライアーという楽器は・・千と千尋の神隠しのエンディングテーマ「いつも何度でも」のイメージが強いですが、実際に楽器をお持ち下さり聴かせてくださいました。本来、音楽療法から生まれた楽器なので、小さく優しい、心安らぐ音色で、見た目にもとても愛いらしく、人々の心を癒しますね~

音楽大学でクラリネットを専攻された山田さん、ずっと演奏活動を続けて来て、自分のこれからの活動を何か福祉に役立出ることが出来ないかと思う時期があり、音楽療法を勉強。その時巡りあった楽器がこのライアーでした。

15、6年前から、逗子や鎌倉市内の小学校の支援級でライアーを使いました。 特に印象的だったのは、この楽器の音色が子ども達の情緒を安定させたり、感性を豊かにしたりの変化が現れた事。 最近では、ちょっと育児に疲れてしまったママ達の為へのコンサート、逗子での平和コンサート、など、癒しの役目としての活動が中心ですが、今回の様な、器楽としてのコンサートにも出演されています。

今日ご紹介いただきました、Wave Concert vol.3〜歌とライアー〜「森への誘い」 は、11月に東京、逗子、京都と3箇所で行います。

声楽とライアーのコラボのコンサートです。サブタイトルは「森への誘い」

今回はドイツの世界的ライアー奏者 スザンネ・ハインツ氏をお呼びし、ご一緒にプログラムを作ったそうです。ドイツには森が多く、森を大切にしています。そんな環境の中、例えばグリム童話や様々な音楽が生まれています。 普通のコンサートではなく、森に誘い込む演出。森の物語に吸い込まれ、本当に音から詩から目から森の中を体感していただくのが、今回の作り上げたい空間とのこと。聞き手にも新しい体験になるのでは・・

 20年程前、日本にライアーの教則本を導入され、又その時にご一緒に製作に携わり、日本にライアーの礎を築いて下さった、日本を代表する奏者の泉本信子さんも出演されます。

さらに このコンサートを提唱されたのは、ドイツリートの日比啓子さんです。 素晴らしい3人声楽家の方々、そして山田さんの信頼するライアー仲間と、最後の曲はなんと7台のライアーと3人の歌い手のアンサンブル、日本では珍しい豪華な演奏になります。

プログラムは  クラシックでは、 主よ人の望みの喜びよ オンブラマイフ(樹木の下で) 優しき森よ、 ヘンゼルとグレーテルから、森に小人が立っている、 ドイツの子どもの歌 ドイツから来た日本の歌では、皆さまご存知の、 子ぎつねコンコン ぶんぶんぶんなど、 ドイツ語と日本語で楽しくお送りします。 又宮崎アニメでは もののけ姫を素敵なテノールで、 千と千尋の神隠しからあの日の川、 いつも何度でも など、本当に盛りだくさんです。

今回コンサートの他に、10/30、31と、逗子でライアーワークショップも開催します。

山田さんにとってライアーの魅力について伺いました。

 ~皆さまに聴いていただき、日常の雑踏から逃避していただけるのは一番嬉しいことですが、弾いている自分をも癒してくれる楽器で、自分の子どもをあやしている気持ちになります。 もし将来自分が年老いたり、病気になったりしても、ベッドの上で一生私の相棒として付き合ってくれるかな、と思っています~

           

 コンサートは11/6(火)夜6時半開場、7時開演。 場所は新逗子駅南口徒歩30秒、日本キリスト教団逗子教会です。 申し込みは、090(1055)3256川西さんまで。 当日券もあります。