2020-8-5 水

モロッコでシニア海外ボランティアとして活動!前川貴夫さん

今年一番の暑さになるとか・・さて偶数月の第1水曜日は「シニアの挑戦!」NPOシニアボランティア経験を活かす会のご協力でお送りしています。

今回は2017年3月から2019年3月まで モロッコでシニア海外ボランティアとして活動された前川貴夫さんをお迎えしました。

                 

まずは モロッコの印象です。派遣されたモロッコの緯度は日本と同じぐらいですが、気候は乾燥していて夏の午後の日差しは強く、気温は摂氏60度ぐらいまで上がります。当初は時間管理が疎かと受け止めていましたが、あまり細かいことにこだわらないことで上手く社会が循環していて、こちらの生活パターンと人生観の見直しを求められました。

主な任務は 大学院ネットワーク通信工学研究科での専門科目の講義、研究指導、国際学会での講演および日本との共同研究活動の推進。

現地では 日本好き、特に日本のアニメが好きな方が多いとのこと。学生500人のうち、50人が日本クラブに入っているとか。日本まつりが行われるそうです。配属先の卒業生が日本へ留学することで、先月の最終選考に合格したと連絡を受けました。 日本が好きで留学を希望する学生が多いので、これから日本の大学や企業がモロッコの優秀な若者たちを受け入れてもらえることを期待しています、と。

シニアボランティアに応募した動機は? 定年後は国内で再雇用という道もありましたが、予め決められた作業の繰り返しなど選択の幅が狭くなってきたので、現場での判断を求められる海外協力隊に魅力を感じました。

活動してよかったこととしては 配属先の学生たち、同じ任国に日本から配属された青年協力隊の若者たちから、元気をもらいました。

実は同じ分野の職種で年内にマレーシアへ行くことになっていた前川さん。その後、マレーシアへ行けるのは1年遅れになると・・今後の希望としては遅れてもまた行きたいとお話くださいました。