2020-9-9 水

逗子アートフェスティバル企画運営のZANメンバー・川村肇さん

逗子アートフェスティバル2020は ちょうど1か月後となりました。

2013年にスタートし 今年で8回目の逗子アートフェスティバル、トリエンナーレの今年、コロナ禍で打ち合わせはオンライン、一時はイベントの開催すら難しい状態でした。

       

そんななか素敵なパンフレットが出来上がりました!!テーマは「生活とアート」

ゲストは 企画運営のZAN(逗子アートネットワーク) メンバーの川村肇さん。

       

川村さんは 逗子で料理道具  zushi katteというお店をやっていらっしゃいますが、 ZAFにかかわったきっかけは  逗子で、お店を始めるにあたり逗子の人との接点を持ちたい思い 逗子在住の友人の長峰さん(ZANのメンバー)を巻き添いに?逗子アートフェスに参加したとのこと。

今回は 企画「空き家おくりびと」のサポートをしています。

実は今回は 私が生まれ育った家、現在空き家になっている実家が会場なのです。アーティストYABESOYさんと逗子アートフェスティバルとのご縁で 築約80年の実家を使っていただくことになりました。この実家には 気が遠くなるほど数多くの器が残されていました。川村さんは 器をカテゴリーごとに分類しフォーマット化などデータ化。地道な器の洗浄、ウェブサイトやフライヤーの作成など広報活動を行っています。facebookの「森川器店」に情報が掲載されています。

川村さんは 企画について、逗子や横須賀は、高齢者がかつて生活していた家の空き家化が問題に なっています。無名の器は流通手段がほぼないという現状がすごく勿体無く感じ、 価値は無くても、今の時代に無い美しさ面白さががあり、 これを捨てるのでは無く、多くの人に見て頂く、そして気に入ったら 使って頂くという事をアートイベントを通してできればと思いました。また、空き家の家財道具処分は、膨大な数の処分品や作業が発生するので、 個人で行うには限界があり現実的では無いですが、アートイベントとして 一つ一つのプロセスをワークショップとして、多くの人 に体験して 頂く事で、形になっていけたらと・・

今の時代にない器が多いので、若い世代には新鮮に感じ、 高齢者には懐かしむという少し似たような気持ちで取り組むことができ、 様々な世代からの反応を期待していますと川村さん。

「空き家おくりびと」のアーティストは YABESOYさん。

 その作品の完成がどのような感じになるのかまだわかりませんが、森川邸の日本人形、 赤べこ、ジャビット君、数々の地方・海外のお土産を見ると森川家の 人となりが見える気がしてそれを作品にするという考えが面白いと思いました、と川村さん

「空き家おくりびと」は 逗子市内の空き家「森川邸」を舞台に、 作品「空き家おくりびと」と「森川器店」 の2企画を同時に実施します。 2020年冬、空き家であった「森川邸」は 新たな住人を迎え、新たな場所に変化 します。 空き家が生まれ変わる際、家庭での所蔵品 のほとんどは住人の思い出などお構いなしに まとめて産業廃棄物となりますが、一部の物 に対し別の在り方を示そうというのが本企画 です。 「空き家おくりびと」は何年も暗闇の中で 眠っていた人形とともに旅に出る様子をお 送りするインスタレーション作品です。

「森川器店」は会場である森川家お宅に あった「生活に溶け込み、少し時代を感じる 名も無き器」を展示をします。それに付けられたポエムも素敵です。

開催期間: 10.10(土) – 2001.10.25(木) 開催時間:11:00-17:00 (火・水・木:休み)

開催場所: 森川邸(逗子市逗子4−7−54)

なお、開催前の障子張り替えワークショップは 9/19 13時から  Facebookのイベントページで告知します。

逗子アートフェスティバル2020HPコチラ