2021-1-19 火

東伏見台自治会会長・鈴木勝さん

今週の葉山町提供「わっしょい!葉山」は東伏見台自治会会長・鈴木勝さんです。

                

まず、葉山町の東伏見台とはどんなところでしょうか。

~東伏見台団地は、背後に仙元山を抱き, 牛ケ谷地区、葉山小学校、町役場、福祉文化会館に至る傾斜地に開発された団地です。周囲を緑地に囲まれ、相模湾や富士山が一望できる自然豊かな分譲地で別荘として所有されている方も多くいらっしゃいます。 それゆえに葉山の自然環境、景観、緑地の整備や維持に関心を持った住民の方々が多いことが当団地の特徴としてあげられます。

東伏見台自治会の活動についてうかがいました。

~当自治会は町内の他の町内会組織とは少し異なり、マンションの管理組合に近い運営形態となっています。会長はじめ各役員は毎年交代するため、役員会を中心とする自治会のスタートアップには時間がかかることが歴代の会長・役員の悩みの種であるものの、わからないことがあれば歴代の会長さんにご意見をお伺いする事で、逆に運営の透明性を高める結果となっているのではないかと思います。住民全体で自治会活動を支える形となっています。

特に防災活動は どのようなことをおこなっているのでしょう?

~仙元山から葉山小学校に至る傾斜地に開発された当団地の問題点として、急傾斜地の問題があります。葉山小学校から町役場に至る傾斜地は「急傾斜地崩壊危険指定区域」に指定され、平成30年度から「崩壊防止工事」が施工され葉山小学校に面する急傾斜地の防災工事は今年度で終了しました。緑豊かな自然環境が昨年南郷地区(スターバックス裏)で発生したがけ崩れと同様のリスクがあることを認識しなければなりません。事実平成24年には葉山小学校との間の町道に小規模ながけ崩れが発生しました。 緑豊かな自然環境を維持しつつ、近年の災害の増加に対し地域の安全にもかかわる防災対策をいかに講じていくかは歴代会長の最大の課題であり、私自身も強く認識し重きを置いているところです。 幸いこの数年の間でボランティア組織からなる防災クラブが立ち上がり、月一で団地周辺の巡回を行うことによって、危険な個所があれば自治会と情報を共有して安全対策を行う仕組みが出来上がりました。 また台風や豪雨などの災害時に於いては、高齢者の世帯を中心に各ブロック役員が声掛けをするなどの仕組みがあります。 社会全体の傾向として地域のつながりが希薄になっている傾向がみられる中、意外に当団地は「繋がって」います。

最後に防災について 特にみなさんに伝えたいことは何ですか?

~情報の共有、定期的な巡回が大切だと実感しています。