2021-2-4 木

逗子・葉山アマチュア無線クラブ会長の石井康生さん

逗子市立久木中学校が「ARISSスクールコンタクト」国際宇宙ステーションとの交信に大成功!!ということで 今日のゲストは逗子・葉山アマチュア無線クラブ会長の石井康生さん。石井さんは 湘南ビーチFM無線技術士でもあります。

              

                                                         (一時的にマスクを外して撮影させていただきました)

当日は私もリアルタイムで わくわくどきどきしながら動画配信を見ていました!

1月20日(水)16時40分から 動画配信スタート。交信できるのはISSが日本の上空を通過する17時17分59秒から28分51秒までの10分ほど。交信相手はNASA所属の女性宇宙飛行士シャノン・ウォーカーさん。 12名の生徒さんが事前に用意した質問を英語で 問いかけます。

たぶん緊張したと思いますが、みなさんしっかりウォーカーさんに伝えている・・私 中学校時代、こんなにちゃんと話せなかったな~

質疑応答の一部を紹介しますと・・Qコロナウィルスに対してどのような感染対策を講じていますか? A:地上で隔離されたりして、宇宙にウイルスを持ち込まないようにしました。Qあなたの挑戦の原動力は何でしたか? A:いろいろなことを達成したいということが原動力です。

最後にサプライス! 野口宇宙飛行士の登場 「久木中学の皆さんこんにちは。 宇宙飛行士の野口聡一です。 今日は交信聞いていました。久木中学校がんばれ~!!」

これには会場一同大喜び。 私もじ~んと感動しました。

               

この取り組み「ARISS スクールコンタクト」とは、ISS国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士と子供達がアマチュア無線を 使って交信を行うプロジェクトで NASA、アメリカ航空宇宙局の教育プログラムの一環として行われており、各国のボランティアにより運営されています。日本では今回が101例目、神奈川県内では3例目とアマチュア無線の世界では割と有名なプロジェクトです。

2017年4月に実施が決まってから当日までの準備、いろいろクリアしなければならないことも多く大変だったそうです。なかでもISSは地平線から上がって反対側に沈むまでの10分程度の時間しか交信が できないのですが その動きに合わせてモーターを使い水平面360度、垂直面180度すべての方向にアンテ ナを動かせるようにして パソコンで常にISSの軌道のとおりにアンテナが向くように制御しなければならない など難しい課題がたくさんありました。

当日の交信の様子は動画で今でも観ることが出来ます。 久木中学校のHPか逗子・葉山アマチュア無線クラブのHPからご覧いただけます。

生徒さんたちについては~アマチュア無線のことは何も知らない状態からのスタートでしたので 本番までに6回の予定で、しかし、最後の1回は緊急事態宣言により中止になってし まったので5回、 合計7時間程度の講義とアマチュア無線の交信体験でしっかり勉強してくれました。

イベントが終わってから、生徒全員から感想の手紙をいただいたのですが 宇宙飛行士と英語で交信できたことがうれしかったこと 宇宙まで電波が届いてびっくりしたこと。 アマチュア無線を楽しいと感じてくれたこと。 そして、一生に一度しかできない貴重な経験ができたことなどを書いてくれたとお話くださいました。

石井さんは「10分の交信に4年かけて準備してきたので、終わってしまった今 スクールコンタクトロスになっているのもありますが、 引き続きアマチュア無線の楽しさを皆さんにPRできるように頑張ります」と

さて第一運動公園でスマイル講座が3月7日に開催 

無資格の方でも実際にアマチュア無線の電波を出して交信できる講座です。午前は市内在住の小学生から高校生までを対象 に事前予約制の「アマチュア無線体験講座」を開催し 午後は一般の方の参加もOKで「アマチュア無線体験講座兼公開運用」を実施する予 定です。

 ※緊急事態宣言延長の影響で会場が閉館となりスマイル講座は中止となりました。

今後の情報も逗子葉山アマチュア無線クラブのHPをご覧ください。

リスナーさんからTwitter「いろいろ大変な中、お子さんたちに貴重な経験をしてもらえてよかったし、続くおこさんたちにも夢を持ってもらえたろうな、と思います。みんなが前や上を向いて進められる企画って本当にいいですね」