2021-3-11 木

「3.11つなぐっぺし」後藤遥香さんと平野海晴さん

東日本大震災から10年・・今日のゲストは 逗子葉山の中高校生のボランティアグループ「3.11つなぐっぺし」の 後藤遥香さん(大学3年)と平野海晴さん (高校1年)

                

 毎年この時期にご出演いただいている「3.11つなぐっぺし」のみなさん。広報ずし3月号の特集記事でも紹介されています。

3.11つなぐっぺしは、2013年の9月に行われた、東日本大震災被災地岩手県陸前高田市への学生ボランティアバスツアーがきっかけで、そこに行った有志の学生20名が集まり、3.11つなぐっぺしが発足。

後藤さんは初期メンバーのひとりで、立ち上げから関わっています。立ち上げから7年がたち、現在は、中学生が5名、高校生が10名で活動しています。卒業した大学生メンバーがサポーターとなり、大人の顧問と一緒にサポートをしています。

福祉に興味があったという平野さんは昨年秋にグループに入りました。フレンドリーな雰囲気が気に入っているそうですよ。

これまで学生ボランティアバスツアーを2回、小規模のボランティアツアーを4回行って、被災地の支援をしてきました。行先は福島県や宮城県で、行った活動は、現地の追悼式のお手伝い、力仕事、仮設住宅のお手伝いなどです。また、逗子で伝える活動としては、被災地の郷土料理を被災者の方から習う料理教室や、地域防災を学ぶ防災遠足や防災人形劇、高校生バンドのチャリティーコンサートzushi-rock、被災地の食材を使ったイベントなどを行ってきました。料理や音楽という切り口で いろいろな人に興味を持っていただけたのでは・・と。

昨年は新型コロナの影響で zushi rock など 残念ながら色々と中止になってしまいましたが、昨年2月に池子で起こった土砂崩落事故を受け、土砂災害は防げませんが、被害を受けないようにはできると考え、市内の土砂崩落危険個所を自転車でまわり、調査を行い結果をまとめ市役所に提出しました。 6月からオンラインを中心にミーティングを重ねており、今は毎週ミーティングをしています。 7月に起こった西日本豪雨災害のための声を出さず・看板だけを出す「サイレント募金」というものを、8月に行い、たくさんの方にご協力をいただき、被災地域に募金をお送りしましました。 現在は、今日行う募金活動や、5月に行う福島への学生ボランティアバスツアー、土砂災害マップ作りや、危険個所を知ることができるイベントの企画などを、考えています。

今年は「サイレント募金」を8日(月)から14日(日)18時~19日、JR逗子駅前広場でおこなっています。声を出さないサイレント募金活動を行い、被災地への募金を集めます。

そして今日は 「サイレントキャンドル募金」を17時から19時。500個限定ですが キャンドルをお渡しします。

宮城県女川町で活動する一般社団法人コミュニティスペースうみねこという、皆さんがお世話になっている団体に、募金をお送りする予定です。

さらに 5月8日9日で、中高生ボランティアバスツアーを企画しています。福島県浪江町・南相馬市に行き、活動をする予定です。

お二人は「同世代に向けて 震災や防災についてさらに伝えていきたい」とお話くださいました。この活動を応援して下さる方を募集しています。今後の活動については、3.11つなぐっぺしのフェイスブックやインスタグラムでチェック!

「忘れない つなげていく」気持ちを大切に・・