2021-6-3 木

Pachamama LOVE THE BEACH

葉山の漁師、畠山あきらさんが、今試みている事をご紹介します。
ワカメの収穫の際、ワカメの先端は波に揺られて傷みやすくゴワゴワしてしまい、商品に出来ないため、
その部分は切って出荷。その切ったものは、捨てられていました。
しかし、形が悪くてもミネラル等の栄誉分はたっぷりあり、捨てるのは勿体ないと思われていたそうです。
そこで、何とか活かせないかと考えられ…、農作物の肥料としての活用が始まりました。
協力して下さっているのは葉山で在宅介護サービスをされるLove One代表の岩田さん。
無農薬でお野菜を育てていらして、この若芽を堆肥にして畑にまいて下さっているとのこと。
岩田さんが使われてのご感想は、とても良さそうと仰っていて、今後の野菜の成長が楽しみと。
尚、捨てられていたワカメの先端部分は、1回の収穫で、乾燥した状態で、だいたい大きなゴミ袋にしたら、
2~3袋ほどもあったそうです。
つづいて、ここ数年の葉山の海の環境について。
一番心配されているのは、海草の減少。
カジメ、アラメ、アカモクは、5~6年前から、一気に減ってしまい、ヒジキも著しく減少していて、
以前は、森戸磯というポイントはでは、探さなくてもとても沢山採れたのが、毎年どんどん無くなってきている。
今年もほとんど見られなかったそうです。
このまま水温が高い状態が続けば、海草を好むアイゴと言う魚が増え、磯焼けが益々広がり、
今後葉山で海草を収穫するのが難しくなるかもしれない。
海草は、小魚が身を隠す場所にもなっているので、海草が減ればその隠れ場所が無くなり、最終的に魚の生態系を崩す事につながる。
葉山での海草の減少は、このままでは、近いうちに取り返しのつかない事になりかねない程、深刻な問題仰っていました。